空調制御実証実験
2025-08-26 14:57:51

三菱電機と清水建設が連携!空調制御の最適化実証実験開始

三菱電機と清水建設の協業による新しい空調制御の可能性



2023年8月26日、三菱電機株式会社と清水建設株式会社が共同で、横浜の共創空間「Serendie Street Yokohama」において、空調制御を最適化するための実証実験を開始しました。本実験では、三菱電機のデジタル基盤「Serendie」と清水建設の建物OS「DX-Core」を組み合わせ、オフィスフロアの省エネと快適性の両立を図ります。

空調制御の重要性


近年、持続可能な社会の構築が求められる中で、建物のエネルギー管理の向上が急務となっています。特に空調システムは、ビル全体のエネルギー消費に大きな割合を占めるため、より効率的な管理が必要です。また、快適なオフィス環境を提供することは、従業員のモチベーションや生産性にも影響を与えるため、時代背景とニーズに応じた空調管理が求められています。

実証実験の概要


本実証実験では、清水建設の「DX-Core」を通じて、他社の空調機器の稼働データや、Serendie Street Yokohama内に設置されたセンサーから得られる環境データを集約します。これにより、気温や湿度、人の動きなどをリアルタイムで分析し、それを基に空調制御を行います。具体的には、オフィスの状況や外部環境を考慮し、最適な空調設定を自動的に調整する仕組みです。

この取り組みにより、オフィス内のヒートマップを作成し、どの区域で空調を強化するか、または抑えるべきかをデータに基づいて判断します。これにより、光熱費を抑えながらも、高い快適性を実現することが期待されています。

期待される成果


その結果として、オフィスフロアの快適性向上とエネルギー効率の両立が実現できれば、今後のオフィスビルの設計や運用方法にも革命をもたらす可能性があります。この試みは、清水建設が手掛ける新たな形の建物運用を示す好例となるでしょう。

DX-Coreとは?


「DX-Core」とは、清水建設が提供する建物運用のデジタル化プラットフォームです。このシステムにより、さまざまな設備やIoTデバイスを容易に接続し、建物運営を効率化します。三菱電機の「Serendie」との連携は、その可能性をさらに広げるもので、双方の強みを生かした先進的なアプローチです。

持続可能な未来に向けて


三菱電機と清水建設の連携は、脱炭素社会実現のための重要なステップとなります。今後も、実証実験を通じて、新しい空調制御の仕組みを具体化し、多様なビルニーズに応じたソリューションを進化させていくことでしょう。実証実験は2025年1月まで続けられる予定で、その成果が期待されます。これにより、快適な空間の創出と環境配慮が両立する未来を展望しています。


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会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-3218-2111

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