泉大津市初の「フォトロゲイニング」開催
泉大津市で7月28日(日)、初めての「フォトロゲイニングinいずみおおつ」が開催され、多くの参加者が地域の観光スポットを巡りながら競い合いました。このイベントは、泉大津市のスポーツ施設を管理している株式会社ティップネスの主催で行われました。
フォトロゲイニングとは
フォトロゲイニングとは、オーストラリア発祥のスポーツで、地図と指定されたポイントに基づいて、参加者が制限時間内にいくつのチェックポイントを訪れるかを競うものです。各チェックポイントには得点が設定されており、スタート地点からの距離が遠くなるほど高得点になります。これは、全てのチェックポイントをクリアする必要はなく、各チームがどのルートを選ぶか、どこを訪れるかを考える楽しさが魅力です。
参加者は、訪問するチェックポイントの選定や、実際に到達したことを証明するために、チェックポイントの特徴に合わせた写真を撮影し、その合計得点で争います。
参加者の様子と感想
今回のイベントは、「シーパスパーク」を出発点に、泉大津市内の様々なチェックポイントが設けられました。参加チームは大阪、兵庫、奈良、京都、滋賀、三重と、広範囲から集まった20チーム、52人が参加しました。参加者は、泉大津マリーナや歴史的な寺社、公園、公共施設など市内50カ所のポイントを周りながら、地域の隅々まで探索しました。
参加者からは、暑さとの戦いに対する感想も多く寄せられました。「気温が高すぎて、無理せずセーブして走りました」との声や、「泉大津には釣り以外の目的で来たのは初めてですが、街道なども訪れて街の魅力を再発見できました」というコメントがあり、しっかりと地域を知る機会になったことが伝わってきます。また、事前に名所を調べ、ポイントを予測してきたという参加者もおり、事前リサーチの重要性がうかがえます。
今後の展望
このイベントは、大阪体育大学の冨山研究室の運営協力のもとで行われ、今後市民参加促進や地域の魅力発信、さらには交流人口や関係人口の増加にどのように寄与しているかをアンケート調査で分析します。泉大津市は、調査結果をもとにスポーツ推進政策へフィードバックし、地域振興へ向けた取り組みを進める予定です。
今回のフォトロゲイニングは、地域の魅力を再発見するとともに、スポーツを通じた交流の大切さを再確認する機会となりました。