ActRecipe、SmartHR向け年末調整データ出力機能を無償提供開始

ActRecipeが提供する新たな年末調整データ出力機能

アクトレシピ株式会社（以下、アクトレシピ）は、iPaaS（integration Platform-as-a-Service）「ActRecipe」を通じて、株式会社SmartHRが提供するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」向けに、2025年版の年末調整申告書XMLデータ出力機能を無償で提供することを明らかにしました。この新機能は、10月下旬にSmartHRのアプリストア「SmartHR Plus」で利用可能になる予定です。

無償でのサポートに広がる利便性

ActRecipeは、2023年からSmartHRからの年末調整申告書XMLデータの出力機能を無償で提供しており、2024年版では給与ソフトの要件にも対応しました。そして2025年版では、XMLデータに加えてCSVファイルでの出力も可能になるとしています。この機能の導入により、SmartHRで年末調整を行ったデータを他の人事給与システムに取り込む際の手間が大幅に削減されます。

簡単操作でのデータ反映を実現

これまでは、SmartHRからダウンロードしたCSVファイルを個別にデータ変換する必要がありました。しかし、ActRecipeを利用すれば、スマートHRの年末調整データを国税庁に準拠したXML形式のファイルとして簡単に出力でき、あとはそのファイルを給与ソフトに取り込むだけで、年末調整データが反映されます。このシステムは、特別なIT知識を必要とせず、誰でも直感的に利用できる「レシピ」という形式で実装されています。

無償のFreeプランで気軽に利用可能

提供されるレシピは、ActRecipeのFreeプランにおいて無償で利用できる予定です。一方、CSVファイル出力は有償のStandardプラン以上で利用可能です。これにより、企業の人事担当者は手軽に最新の年末調整データを管理することができるでしょう。

ActRecipeの企業理念と背景

アクトレシピは、“Create time through innovation”という理念のもと、企業の生産性向上や内部統制の強化を目的としてITの活用を推進してきました。2019年8月にサービスを開始したActRecipeは、大手企業を中心に多くの利用実績を持ち、特にバックオフィス業務の効率化に貢献しています。さらに、企業の業務自動化を推進するために、独立したSaaSと疎結合する「コンポーザブル・アーキテクチャー」を提唱し、持続可能なシステム環境を構築することを目指しています。

まとめ

アクトレシピの最新機能は、年末調整業務における煩雑なデータ処理を簡素化し、企業の人事業務の効率化に繋がるものです。特に、無償で提供される機能は多くの企業にとって利点となるでしょう。これによって、同社のプラットフォームがますます広がりを見せることが期待されます。学ぶべき点は、技術の進化によって業務効率が向上し、その恩恵を受けられる機会が増えているということです。

無料での利用を希望する方は、事前にActRecipeのFreeプランに申し込むことをお勧めします。今後のリリースが楽しみです。

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