工場の作業シフト自動化を実現する「Rolle」の正式版が登場

工場作業の効率化を目指す「Rolle」

株式会社コードベースは、食品メーカーと共同で開発した工場の作業シフト作成を自動化するクラウドサービス「Rolle(ロール)」の正式版を、2023年10月23日から提供開始します。このシステムは、現場スタッフのシフト作成を効率化し、これまでの手間を大幅に削減します。

Rolleの特長

Rolleは特別なインストールを必要とせず、インターネット環境さえあれば、どこでもブラウザを通じて利用が可能です。ユーザーはスタッフのスキル情報や製品の製造計画を入力するだけで、AIが自動的に最適なシフト案を生成します。また、シフトの調整はドラッグ＆ドロップで簡単に行え、AIが自動生成したシフトの学習を重ねることで、日々その精度が向上するようになっています。

開発の背景

このサービスは、広島県にある食品メーカーからの依頼を受けて開発が始まりました。これまで、同社は作業シフトを担当者が手動でExcelを用いて作成しており、多くの課題を抱えていました。勤怠情報や従業員間の技術差、作業負担、製造計画の考慮に多くの時間をかける必要があり、シフトの精度も担当者によって異なるため、改善の余地がたくさんありました。

当社は、これらの問題を解決するためのシステムを提供し、2年間に渡って実際の運用データをもとに繰り返し改善を重ねてきました。その結果、このシステムは他の業種でも利用できる可能性を見いだしました。

機能の充実

Rolleの主な機能は多岐にわたります。まず、複数の工場の登録が可能で、各工場ごとにシフト作成や調整ができます。従業員の管理でも、勤務パターンや保有スキルの情報を登録でき、最適な作業割り当てが実現します。さらに製造工程の管理機能も備え、作業負荷や必要な人員数、作業開始のタイミングなどを設定し、シフト作成時の条件として活用されます。

シフトの自動生成機能では、製造計画や従業員スキル、勤怠情報を元に自動生成されるため、手作業によるシフト作成の手間が大きく減ります。また、生成されたシフトは可視化され、簡単に確認・調整ができるため、時間と労力の大幅な削減が期待できます。

会社のビジョン

株式会社コードベースは、慢性的な人手不足や長時間労働といった社会的課題を解決するために、中小企業向けの業務効率化支援に注力しています。直感的に操作できるインターフェースと、現場のニーズを的確に反映させた豊富な機能を提供することで、様々な業種でのデジタル化と業務改善を推進しています。

今後も、Rolleを通じて多くの企業に業務効率化がもたらされることが期待されます。ぜひ、公式サイト（rolle.jp）から詳細を確認してみてください。