唐津南高校の卒業生、TEMM25での活動に挑む
2024年9月27日から30日までの間、大韓民国済州島にて開催された第25回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM25)のユースフォーラムに、唐津南高校の卒業生が日本のユース代表として参加しました。彼女はそのフォーラムの場で、環境教育やプラスチック廃棄物削減に関する取り組みを発表し、多くの注目を集めました。
フォーラムのテーマ
フォーラムでは、「プラスチック資源循環経済の実現~変革に向けた若者のアクション~」というテーマのもと、各国からの代表が意見を交換しました。彼女は日本の代表として、地元唐津におけるプラスチック問題への取り組みと、環境教育の重要性について力強く訴えました。唐津で彼女が関わったプロジェクトは、地域の持続可能な未来を目指すものとして、多くの人々に影響を与えています。
環境問題への関心
彼女の環境問題への取り組みの原点は、唐津の海洋プラスチック問題への強い関心でした。この経験から、北西九州の環境問題が日中韓の共通の課題であると認識し、国際協力の重要性を痛感したと言います。その内なる動機は、ただ地域の問題を改善することだけでなく、国際的な視野で環境保全に取り組むという使命感へと変わっていきました。
虹の松原プロジェクト
唐津南高校の「虹の松原プロジェクト」では、持続可能な開発のための教育(ESD)が重視されています。彼女もその一員として、世代を超えて環境教育を受け継ぐことの重要性を学びました。大学を卒業した後も、彼女は教育者として地元に戻り、ユースフォーラムで得た経験を活かして、日中韓の協力強化や地域での環境教育の推進に積極的に取り組む意向を示しています。
次世代への挑戦
また、次世代を担う後輩たちも活動を続けています。唐津南高校・虹の松原プロジェクトチームの生徒は、2024年10月22日から岩手県で開催される農業クラブ全国大会に九州代表として出場します。このように、環境教育の取り組みは次世代にも引き継がれており、持続可能な社会の実現に向けての期待が高まります。
地域との連携
唐津南高校の虹の松原プロジェクトチームは、地域社会との連携を通じてESD教育を実践し、その活動が幅広く広がっていることを誇りに思います。今後も、NPO法人唐津Farm&Foodは、これらの取り組みをしっかりと支援し、持続可能な地域づくりへの貢献を目指していきます。彼女たちの活動は、地域の環境問題解決にとどまらず、国際的な視野を持った次世代リーダーの育成へとつながっています。
このような活動を通じて、唐津南高校は地域のみならず世界的な環境問題の解決に寄与し続けることでしょう。