宮古島でシャコ貝養殖
2023-05-10 09:00:48

沖縄・宮古島の海を守る!シャコ貝養殖ビジネス始動へ

沖縄・宮古島の美しい海を守る新たなプロジェクト



沖縄・宮古島は、青く透明な「宮古ブルー」と呼ばれる美しい海を持つ観光地です。しかし、近年は観光開発の影響で環境が徐々に悪化し、珊瑚の白化、潮流の変化、そしてビーチにおけるプラスチックゴミの増加が報告されています。そんな状況の中、地元企業が新たな挑戦を始めました。それはシャコ貝の養殖事業です。

シャコ貝養殖事業の背景と目的



「株式会社PureHealing」の代表である世古博之氏は、2010年に宮古島で感動的な体験をし、その後もこの地に通い続け、2016年に同社を設立。それ以来、自然に寄り添ったスキンケア商品を提供してきました。彼は美しい宮古島を少しでも守りたいという思いから、地域の海を保全する新たなビジネスとしてシャコ貝の養殖を考えました。

同社は、宮古島市海業センターと連携し、シャコ貝の養殖を本格化させる計画を立てました。2022年には試験的に稚貝が放流され、順調に育っているとのことです。最初の出荷は2024年6月を目指し、養殖事業を本格化させる予定です。

シャコ貝の特性と市場展開



シャコ貝は特異な食事法を持つ貝で、一般的な貝とは異なり、藻の光合成によって栄養を得ます。また、観賞用の美しさと、沖縄では刺身としての美味しさでも知られています。このプロジェクトでは、綺麗な青色のヒメシャコ貝を主に養殖し、観賞用としての需要にも応えつつ、一部は食用としてECサイトや地元卸業者を通じて販売する方針です。

地域貢献の取り組み



このプロジェクトの重要な使命には、収益の一部を地域の海洋保全活動に寄付する「宮古の海をキレイにし隊」の支援があります。環境への配慮と地域社会への貢献を両立させることで、持続可能なビジネスモデルを構築することが目標です。

クラウドファンディングの開始



このプロジェクトを実現するために、クラウドファンディングが開始されています。目標金額は240万円で、2023年5月10日から6月20日までの期間に支援を集める予定です。支援金は、養殖用水槽の賃貸料、稚貝の購入、作業場の設営費用などに用いられます。

未来への思い



世古氏は、自然環境が徐々に悪化している現実に危機感を抱きながらも、宮古島の美しい海を保つための努力を続けたいと考えており、事業を通じて恩返ししたいと願っています。彼は宮古島に愛着を持つ人々や新鮮な貝を楽しむ方々に、このプロジェクトへの共感と支援を求めています。 これからの宮古島の未来のため、ぜひ彼らの活動にご注目ください。

会社情報




会社情報

会社名
株式会社PureHealing
住所
愛知県稲沢市国府宮2丁目13-2
電話番号
0587-81-4540

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