中堅・中小企業向けBCM支援サービス「レジリードCafe」始動
MS&ADインシュアランスグループのMS&ADインターリスク総研株式会社は、新たなサービス「レジリードCafe」の提供を開始しました。このサービスは、特に中堅や中小企業が自組織のBCM(事業継続マネジメント)を効率的に進めるための支援を目的としています。
選べるBCM支援サービスの背景
近年、大規模な災害が増えている中、地域の強靭化を図るためには、事業継続計画(BCP)の導入が不可欠です。しかし、実際には多くの中堅・中小企業がBCPの策定を行っておらず、その後のPDCAサイクルを継続することも難しいのが現状です。これに対し、MS&ADインターリスク総研は2023年12月に新たに「レジリード」というシステムをリリース。このシステムはBCPの策定と育成の両面をサポートするもので、各企業のBCM取組レベルに即した支援の要望が高まっていました。
そこで、企業が自組織に適した支援メニューを自由に選択できる仕組みを整備し、利用者のニーズに応える形で「レジリードCafe」が誕生しました。
サービスの特徴
この「レジリードCafe」は、まるでカフェテリアのように、さまざまなメニューの中から自組織に最適なBCMの支援方法を選んで利用することができるサービスです。以下の二つの大きな特徴が際立っています。
特徴1:5つの選べるメニュー
BCM取組レベルに応じて5種類の異なる支援メニューが用意されており、利用者は自社の状況に合ったメニューを自由に選択できます。これにより、各企業が自身のニーズに最も適したサポートを受けることが可能となります。
特徴2:無償で受けられるBCM取組レベル診断
多くの事業者が自社のBCM取組レベルを正確には把握できていないという現実に対応し、アプリケーションでのアンケート提出に基づいて無償で診断を行います。診断結果に基づき、最適な支援サービスも提案するため、初めてBCPを取り入れる企業にとっても非常に有益です。
今後の展望
新しい「レジリードCafe」を広く中堅・中小企業に紹介する計画を進めています。また、自治体や商工団体、金融機関と連携し、地域全体の強靭化を目指すと共に、大企業との協力により堅牢なサプライチェーン構築も進めていく考えです。
企業概要
MS&ADインターリスク総研株式会社は1993年に設立されたコンサルティング会社で、東京都千代田区に本社を置いています。主な事業内容には、コンサルティング業務や受託調査研究、セミナーの開催などがあります。今後も「レジリードCafe」を通じて、地域経済の強化に貢献していくことを目指しています。
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MS&ADインターリスク総研株式会社