不登校の保護者が感じるポジティブな変化
不登校の児童を持つ保護者の約90%が、オンラインフリースクール「aini school」に通わせたことでポジティブな変化を実感しています。この結果は、2023年4月に開校したaini schoolが提供する教育環境についてのアンケート調査から具体的に明らかとなりました。
18,000人以上のホストと20,000件の体験を有するプラットフォーム「aini」と、オンライン・フリースクールを運営する株式会社ガイアックスは、児童生徒の保護者を対象に行ったこの調査から、86%の保護者が「お子様に良い変化があった」と報告していることが分かりました。さらに、89%の保護者が「スタッフとの関わりが良い影響を与えた」と感じています。これらのデータは、オンライン教育の場でも家庭外で信頼できる大人との交流が子どもの成長に大きな役割を果たしていることを示しています。
aini school の特長
aini schoolでは、「心が元気になる!」をモットーにしており、心身ともに健やかに成長できる環境を整えています。遊びを通じて学びを深めるこのフリースクールには、卒業生を含む100名以上の児童が在籍。互いの特性を尊重しながら、友達との交流や学びへの探求心を育む支援が行われています。
保護者の声としては、子どもたちの笑顔が増え、学びへの意欲が高まったとの意見が多数寄せられています。中でも、「以前は静かだった子どもが、友達と楽しんでいる姿を見て、とても嬉しい」といった具体的なエピソードも多く聞かれました。
児童の様子とその変化
3ヶ月以上通学を続けた児童の保護者からは、スタッフや友達との交流がもたらした心の変化が多く報告されています。ある小学生の保護者は、「学校に通えていなかった子が、自信を持てるようになりました。学校以外の友達と交流できることで、今は自分の居場所を見つけたようです」と話しています。
また、今まで自室に閉じこもっていた子どもも、授業に参加することで日々の生活のリズムを取り戻し、自分から新しいことに挑戦する姿勢が見えるようになったとの報告もありました。信頼できる大人がそばにいること、友達との交流を通じた経験が、個々の成長に寄与していることが十分に確認できます。
ネガティブな意見も
調査結果では、約90%の家族がポジティブな意見を持っていますが、一方で不満の声も存在することが示されました。特に、参加する授業が限られているとの指摘や友達との交流の場がもう少し多いと嬉しいとの意見もありました。スタッフは、こうした意見を十分に受け止め、今後の改善に努める姿勢を見せています。
まとめ
aini schoolの取り組みは、不登校の児童生徒にとって新たな居場所を提供し、心のケアやメンタルヘルスの向上に寄与しています。文部科学省の調査によれば、不登校児童生徒数は11年連続で増加しており、こうした新しい教育の選択肢が必要とされています。aini schoolは、子どもたち一人ひとりの可能性を信じ、引き続き教育の新たな道を切り開いていくことでしょう。