SBS東芝ロジスティクス、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」を全国導入拡大!物流効率化を加速
SBS東芝ロジスティクス株式会社は、Hacobu株式会社が提供するトラック予約受付サービス「MOVO Berth」を、全国の主要拠点に導入拡大することを発表しました。
同社は、2019年から「ホワイト物流宣言」を掲げ、物流現場における長時間労働の解消や効率化に取り組んできました。MOVO Berthの導入により、トラックドライバーの待機時間削減、庫内作業の効率化、荷受けの段取りや積み込み準備の改善など、物流全体の生産性向上を目指しています。
MOVO Berth導入の背景
近年、トラックドライバーの時間外労働の上限規制適用による輸送力不足が懸念される「物流の2024年問題」が深刻化しています。
SBS東芝ロジスティクスは、長年培ってきた物流改革の経験とノウハウを生かし、ロジスティクスの設計から保管、輸送まで、一貫したサービスを提供しています。同社は、荷積み・荷降ろしによる長時間拘束や荷待ちなどのロス削減に積極的に取り組んでおり、MOVO Berth導入によって、これらの課題解決を目指しています。
MOVO Berth導入による効果
MOVO Berthは、物流センターにおける車両待機の改善や生産性向上を支援するサービスです。入場予約・入退場受付によって、トラックの入場時間を分散し、計画的な入出荷作業を実現することで、荷待ち時間の削減に貢献します。
SBS東芝ロジスティクスでは、2022年にMOVO Berthを導入した関西支店大阪南デポにおいて、1日14時間(事務で4時間、現場で10時間)、月420時間の業務時間削減を実現しました。この実績を受け、さらなる物流改善を目指し、全国への導入拡大を決定しました。
今後の展望
SBS東芝ロジスティクスは、Hacobuのカスタマーサクセスチームと連携し、MOVO Berth導入の目標設定、プロジェクトマネジメント、導入プログラムを進めていきます。
また、同社は「ホワイト物流宣言」において、トラックの予約受付システムを導入し、バースでの車両待機時間を最短にすることを掲げています。MOVO Berth運用を通じて、荷待ち時間・作業時間などのデータを蓄積し、さらなる物流改善に取り組んでいきます。
将来的には、顧客とともにMOVO Berthを活用した物流データ分析を行い、全体最適化を目指します。
SBS東芝ロジスティクスのコメント
SBS東芝ロジスティクス執行役員プラットフォーム事業部長 吉島壽明氏は、「社会的なロジスティクス課題の解決に向け、主要な事業拠点において導入を決定いたしました。先行導入事業拠点での成功事例を参考に、受付・予約情報を活用し、ロジスティクス現場の改善に向けた全国展開に取り組んでまいります。MOVO Berthで取得したデータにより現状を可視化し、物流効率化に向けた改革を一層推進してまいります。」とコメントしています。
MOVO Berthについて
MOVO Berthは、荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を実現するシェアNo.1(※1)のトラック予約受付サービスです。物流センター・工場における車両の荷待ちの改善や生産性向上を支援します。
株式会社Hacobuについて
株式会社Hacobuは、クラウド物流管理ソリューション「MOVO」シリーズと、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy」を展開しています。シェアNo.1(※1)のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配送案件管理サービス「MOVO Vista」などのクラウドサービス、ドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver」を提供しています。
※1 出典:『スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望【2023年度版】』