神奈川のドアメーカーが魅せるアート思考の新境地
神奈川県伊勢原市に所在する神谷コーポレーション湘南株式会社は、11月20日(水)に全社員を対象としたアートセミナーを開催します。本セミナーでは、名作アニメ『千と千尋の神隠し』の世界観をアートの視点から探求します。この取り組みは、デザイン性の高いフルハイトドア®を製造・販売する同社が、製品の革新につなげるためにアート思考を取り入れる狙いがあります。
講師には東北芸術工科大学の客員教授であり、公益財団法人神奈川芸術文化財団の学芸員も務める中野仁詞氏を迎えます。彼は10月にも古典アートに関するセミナーを同社で実施し、多くの社員から高評価を得ました。今回のセミナーは、18:15から19:45まで、伊勢原ショールームにて行われます。
この会社は、2005年に自社ブランド「フルハイトドア®」の生産を開始し、以降毎年約30種類の新しいドアを自社開発しています。主にイタリア・ミラノの家具見本市からトレンドを取り入れ、全社員が新しい企画を提案できる体制を整えることで、独自の製品イノベーションを推進してきました。
アートやデザイン思考の重要性が高まる中、神谷コーポレーションはアートを積極的に取り入れる姿勢を示しています。来年1月には、横浜駅東口にアートギャラリーをオープンする計画も進めており、地域に新しい文化的価値を提供することを目指しています。
同社は、アートに力を入れることで、社員の創造性を引き出し、より良い商品づくりにつなげていく考えです。アート思考を取り入れることで、デザインの幅を広げ、社会貢献にも寄与したいとしています。本セミナーを通じて、社員は新たな視野を得ることが期待されており、今後の製品展開にも一層の期待が寄せられます。
神奈川県のアート文化と共に歩む神谷コーポレーションは、今後も先進的なデザイン思考を追求し、持続可能な発展を目指していくことでしょう。アートと結びついたドアブランドの魅力は、これからも多くの人々に伝わっていくことが期待できます。