未来の研究者を支援するアカデミスト主催『academist Prize 第4期』が発表

2024年7月19日、アカデミスト株式会社がオンラインイベントにて『academist Prize 第4期』の採択者を発表しました。この賞は若手研究者を対象にした研究費支援プログラムで、審査には4つの軸が設定され、厳正な審査が行われました。今回選ばれたのは7名の優秀な研究者たちで、各分野で注目の研究に取り組む姿勢が高く評価されました。選ばれた研究者には、アカデミストからの賞金総額100万円とスポンサー企業からの10万円が支給されます。

採択者の紹介とコメント

福嶋佳菜子

国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科助教
専門分野：遺伝カウンセリング学
「亡くなった方の遺伝情報をテーマに研究を行っています。さまざまな立場の方と対話しながら、意義のあるプロジェクトを進めていきます。」

林尭親

京都大学大学院教育学研究科博士後期課程1年
専門分野：認知心理学、社会心理学
「採択されてとても嬉しく思っています。技術の進化がもたらす変化の中で、自分の価値観を再定義し、異なる視点を持つ他者と共働する意義について考えたいです。」

會澤裕貴

東京都立大学大学院経営学研究科博士後期課程1年
専門分野：寄付マーケティング
「非営利の寄付マーケティングを研究しており、採択されたことを嬉しく思います。他の研究者とともに、真のファンと出会えることを楽しみにしています！」

金子智紀

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程
専門分野：高齢者福祉
「高齢者福祉の研究を進め、共に生きる関係性を築く方策を探求していきます。これからの研究が非常に楽しいです。」

土田亮

東京大学大学院総合文化研究科
専門分野：災害復興研究
「災害後の生活をどのように描き、成り立たせるのかを探究していく思いを強くしました。この賞を大切に研究を進めます。」

アンバサダーの紹介

採択された中から、アンバサダーとして活動することになった2名を紹介します。彼らは過去の受賞者で、コミュニケーションの活性化に貢献する役割を担います。

櫃割仁平

Helmut Schmidt University ポスドク研究員
専門分野：認知心理学

渡部綾一

京都大学大学院文学研究科特定研究員
専門分野：発達科学

アカデミストのビジョンと『academist Prize』の意義

アカデミスト株式会社は、研究者が自ら情報を発信し、資金や情報を循環させる新しいアカデミアの創出を目指しています。2014年に日本初の学術系クラウドファンディングサイトを立ち上げ、「研究者がいきる、私たちがつなぐ。」というミッションのもと活動を行っています。今回の『academist Prize』は、真のファンを獲得しながら、若手研究者が自立して活動できる環境を整えることを目的としています。