新たな医療支援システム「ドクター・フォース」の登場
2017年9月1日、株式会社トゥモロー・ネットは新しいクラウド型医療支援システム「ドクター・フォース(DOCTOR FORCE)」の販売を始めました。このシステムは、単なる経営分析に留まらず、診療や研究の支援も行えるよう設計されています。特に、医療機関における様々なデータを効率的に活用するために、特定のメーカに依存しないローコストな分析環境を提供します。
現状の課題を解決
医療機関で導入されているそれぞれの情報システムは異なり、そのためデータ抽出にも業務を阻害する要素が多く存在しています。この問題を解決するために、「ドクター・フォース」は、一般に利用されている標準化データウェアハウス(SDM)を使用し、クラウド上で情報を柔軟に扱う基盤を構築しています。
コスト削減とセキュリティ向上
医療機関が内部にシステムを設置するのと比べて、「ドクター・フォース」を使うことで初期の導入コスト、運用管理や保守、さらにはセキュリティと災害対策のコストが大幅に削減されます。このシステムは、Microsoft Azureを採用しており、3省4ガイドラインにも対応しているため、安心して利用できます。
データの標準化と効率的な情報活用
「ドクター・フォース」は、医療情報システムからのデータ抽出の際に、メーカーに依存しない標準出力を用いています。これにより、データの変換や保存にかかる追加コストを削減します。また、災害時には異なるシステムのビューアが必要なく、クラウドに保存された患者情報に迅速にアクセスできるため、医療の現場での業務が滞ることを防ぎます。
診療支援機能と分析能力
さらに、このシステムは診療支援機能を備えており、医療従事者が患者情報を適切に管理できるよう助けてくれます。例えば、検査結果の確認を自動で行うアラート機能があり、これにより複数の患者に対応しなければならない現場で負担が軽減されます。人材不足が問題視される医療業界において、こうした機能は特に価値のあるものです。また、診療行為や検査結果を組み合わせた分析も可能で、臨床研究にも貢献が期待されています。
競争力のある医療情報システム
「ドクター・フォース」により、医療機関はよりスマートに情報を扱えるようになります。個別のシステムに縛られず、幅広いデータを基にした医療サービスの提供が今後の医療の質を向上させることでしょう。
トゥモロー・ネットは医療情報システムの専門性を生かし、医療現場のニーズに応える製品を今後も展開していくことが期待されます。詳細については、公式サイト(
トゥモロー・ネットの医療ソリューション)をご覧ください。