世界最大級の要約サービス「getAbstract」が日本語対応のAI機能を導入
株式会社情報工場が、スイスに本社を置くgetAbstract社と提携し、世界有数の書籍要約オンラインライブラリ「getAbstract」に新たにAI機能を追加しました。この新サービスは、日本のユーザーが日本語で質問することを可能にし、迅速かつ効果的に知識を得ることができる環境を提供します。
日本語対応の新たな学びの場
2024年には日本市場向けに正式にローンチされる予定の「getAbstract AI」は、グローバルなナレッジへアクセスする道を広げます。これにより、ユーザーは英語だけでなく、日本語でも質問を行い、その回答を得ることができるようになります。また、回答は英語と日本語の両方で提供され、従来の情報収集よりも格段に効率的に情報を入手できるようになります。
この新機能は、日本語ネイティブのビジネスパーソンにとって、特に有用です。従来、英語の書籍タイトルや情報を探すのに時間を要していた多くのユーザーが、AIを通じて迅速に必要なナレッジを探し出すことができるようになるからです。
セミナーによる活用法の紹介
さらに、getAbstract AIの有効活用法を広く紹介するオンラインセミナーが2024年9月20日に予定されています。このセミナーでは、利用方法の説明や多くのビジネスパーソンから支持を得ている書籍の紹介が行われる予定です。参加者には、イベント開催の3日前までに視聴用のURLが送付されます。興味のある方は無料で参加可能です。
導入企業の広がり
getAbstractは、特にMicrosoftやGeneral Electric (GE)、VISAなど、Fortune500の企業でも導入されており、1,000万人以上の会員が利用しています。そのため、データに基づく意思決定や継続的な学習を通じたビジネスの成長を求める企業にとって、非常に重要なツールとなっています。
ユーザーの声
getAbstractのCEO、トーマス・バーゲン氏は、「テクノロジーの進化が著しい現代において、企業は変化に迅速に対応する必要がある」とし、AIによるインタラクティブな学習体験の重要性を強調しています。これまで以上に企業やビジネスパーソンにとって、理想的な学習ソリューションとして貢献していく意向を示しています。
事業の背景と展望
情報工場は2005年の設立以降、豊富なナレッジを基にした学習の「きっかけ」作りを目的に、さまざまな書籍からの要約情報を提供してきました。これに加え、今後はgetAbstract AIを通じて、さらに質の高い情報提供と教育の場を広げていくことを目指しています。重要性が増しているリスキリング(再教育)や新しい知識の習得が求められる時代において、その役割を果たすことが期待されています。
このように、getAbstractの新しいAI機能は、情報の非対称性を減らし、より多くの人々が必要とする知識へアクセスできる環境を実現していくでしょう。日本市場におけるこの進展は、ビジネスコミュニティ全体にとって、大きなメリットをもたらすものといえます。