阪急電車で体験する!神戸のものづくりと推し活が交わる新イベント
2025年12月13日、阪急電鉄が主催する「2025大阪梅田 鉄道×SKY フェス」において、神戸市のオーエス株式会社が「でんしゃ・de・推し工房」を開催しました。このイベントは、神戸市内のものづくり事業者と協力し、出身地の魅力を体感できるワークショップを提供し、地域の文化を新しい形で表現する機会となりました。
神戸の魅力を電車で体験
「でんしゃ・de・推し工房」は、阪急電車の車両内で開催された体験型ワークショップです。これは、「推し活」をテーマにし、神戸市のものづくりを広める取り組みの一環です。このプロジェクトは、「シネマ・de・推し工房」として映画館を拠点に展開されており、地域文化を発信する場としても機能しています。
今回のイベントでは、小学生向けの職人技術を学べるワークショップと、町工場の技術や製品を紹介する展示が行われ、参加者は実際に手を動かしながら神戸のものづくりに触れることができました。特に、制作工程を通じて地元の職人の技術を体験できる点が、参加者から高い評価を受けました。
高い関心を寄せられたワークショップ
このイベントは全96枠が設けられ、事前予約は公開1週間で満席となるほどの人気を博しました。参加した子どもたちは、さまざまなアイテムの制作に胸を躍らせ、「本当に楽しい体験だった」との声が多く上がりました。また、電車というユニークな舞台設定のもとでのワークショップは、参加者にとって新鮮な驚きをもたらしました。
展示エリアでは、約600人が訪れたとされ、「駅や電車の魅力を再発見する機会があった」や「通勤途中の気になる内容があり、つい足を止めてしまった」という感想も寄せられました。このような反響からも、地域の魅力を広めるための活動が成功を収めたことが伺えます。
地域とともに新たな価値を創造
出展したものづくり事業者の方々も、参加者との直接的な交流を楽しんでいました。「神戸のものづくり仲間との連携が深まり、地域のものづくりに新たな可能性を見出せた」との声が印象的でした。今回のワークショップが、阪急電車という普段の移動空間で行われることにより、より多くの人々に神戸のものづくりを知ってもらう契機となりました。
借景や背景、そして地域文化の重要性を再認識した瞬間でもあり、この「でんしゃ・de・推し工房」の取り組みは今後も新しい展開が期待されます。オーエス株式会社は、地域のものづくりと“推し活”の融合を進めていくそうで、今後も地元の文化を魅力的に表現していくことでしょう。
参加できるワークショップと展示内容
イベントでは次のようなワークショップが実施されました:
- 講師:金川刺繍株式会社(神戸市長田区)
- - 自分で刻印してオリジナル駅看板チャームを作ろう!
- 講師:株式会社神戸熔工(神戸市須磨区)
展示内容には、以下のものが含まれます:
- 旭屋ガラス店株式会社
- 共栄印刷株式会社
- 複数の地元業者が参加
このように神戸のものづくりを存分に体験できる機会に、多くの方が足を運んでくれました。地域の文化をより深く実感できるプログラムが今後も期待されます。イベントの成功を受けて、引き続き新たなテーマや会場での取り組みが計画されているとのことです。