オンライン授業「ミライドア」がもたらす新たな可能性
進路選択で悩む中高生にとって、リアルな社会人の経験談は貴重な学びの機会です。NPO法人アスデッサンが提供するオンライン授業「ミライドア」は、そんなニーズに応える新しい試みです。このプログラムの特徴や、実際に参加した社会人と生徒の声を通じて、その魅力を探ってみましょう。
「ミライドア」の背景
コロナ禍で全国的に学校が休校となり、従来の訪問型授業が行えなくなる中、NPO法人アスデッサンは新しい形の支援を模索しました。その結果、リモート環境を活用したオンラインプログラム「ミライドア」が誕生しました。これにより、多くの中高生が自宅にいながらも、社会人と直接対話する機会を得られるようになりました。
参加する社会人ボランティア
このプログラムには、様々な業界から集まった100名以上の現役社会人がボランティアとして参加しています。彼らはそれぞれ異なるキャリアパスを持ち、生徒と共に将来を描くお手伝いをしています。多様なフィードバックを受けることで、生徒たちの視野を広げるきっかけを作っています。
実際にプログラムに参加した社会人からは、「自身の経験を少しでも還元したい」との声や、「生徒たちに新しい視点を提供したい」との強い思いが伝わってきます。
生徒の声
授業に参加した生徒たちからは、興味深い反応が寄せられています。高校1年生の生徒は、「自分の好きなことが将来的に仕事につながる可能性を考えるきっかけになった」と述べています。また、中学2年生の生徒も、「大人の方との対話が非常に貴重で、自己分析の手助けになった」と体験を振り返ります。
企業の社会貢献活動として
「ミライドア」は、企業の社会貢献活動の一環としても活用されています。自宅からオンライン授業に参加することで、許可された社員が社会貢献に寄与できる仕組みを整え、ボランティア活動の敷居を下げています。参加した社員からは、若者たちにリアルな社会の一端を伝えたいという熱い思いが感じられます。
「仲間たちと一緒に、未来への明るいビジョンを与える手助けができてうれしい」と話す、ジョンソン・エンド・ジョンソンの社員の言葉が印象的です。
次回の開催日
「ミライドア」は、今後も予定通りの開催が続きます。具体的な日程は、10月10日(土)、10月24日(土)、11月7日(土)、11月21日(土)となっており、高校生向けの時間帯は15:00から、続いて中学生向けは16:30からです。詳細な情報は、公式サイトで確認できます。
アスデッサンの活動実績
NPO法人アスデッサンは、様々な活動を通じて教育支援を行ってきました。学校訪問型授業「ミライトーク」では、東京を中心に約13,000人の生徒が参加し、またオンライン授業「ミライドア」は2020年4月からの開催で、すでに多くの生徒が参加しています。
このように、アスデッサンは中高生に対する進路支援や社会的な教育を積極的に推進しており、未来の希望を見出す手助けをしています。これからも多くの方々の支援が期待されます。
団体概要
- - 団体名:特定非営利活動法人アスデッサン
- - 代表者:岡本達哉、金子麻里奈
- - 設立:2011年4月
- - 所在地:東京都千代田区内神田1-8-9
- - ウェブサイト:アスデッサン公式