旭化成が推進するデジタル人材育成とDXの未来
旭化成が推進するデジタル人材育成とDXの未来
2025年10月18日、一般社団法人日本パブリックアフェアーズ協会が事務局を務めるDSMパートナーズは第4回全体会合を開催し、デジタルスキル育成とDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業や自治体の担当者が一堂に会しました。この会合では、旭化成株式会社のデジタル人材育成の取組みが詳しく紹介され、その後、参加者同士の活発な意見交換が行われました。
旭化成のデジタル人材育成の取り組み
旭化成株式会社は「デジタル人材育成」の重要性に注目し、様々な施策を実施しています。特に、同社が誇るオープンバッチ認定制度は、従業員のデジタルスキル向上を促進するための重要なプログラムです。この制度により、社員は必要なスキルを自主的に学び、認定を受けることが可能です。また、工場でのデジタル化においても、PCを使用しない独自のトレーニングを行い、実践的なスキルを習得していく方法が紹介されました。
さらに、旭化成は組織風土改革にも取り組み、社員全体に広がるデジタルスキルの定着を目指しています。これにより、従業員が自発的にスキル向上に取り組む文化を醸成し、企業全体のDX推進に寄与しています。
グループディスカッションの成果
会合では旭化成のみならず、各企業や自治体の参加者からもデジタル人材育成に関する具体的な課題と解決策が発表されました。参加者は、それぞれの組織内での成功事例や困難な点を共有し、意見交換を行いました。
質疑応答の時間では、特に「デジタルスキルの標準化」が多くの参加者から関心を集め、どのような手法が効果的であるかが討議されました。また、デジタルトランスフォーメーションを進める上で必要なサポート体制やリーダーシップの重要性についても意見が交わされました。
DX推進の意義
質疑応答の終了後、DSMパートナーズの岩本理事(慶應義塾大学)は、今回得られた知見を振り返りながら、DX推進にはトップダウンとボトムアップの両方のアプローチが重要であると強調しました。具体的な施策だけでなく、企業文化や組織体制の見直しもデジタル化の成功には欠かせない要素であるため、参加者は改めてその重要性を認識したようです。
DSMパートナーズの今後の方針
DSMパートナーズは、企業や自治体がデジタルスキルを向上させるための様々な機会を提供しています。次回の分科会ではデジタル人材育成を目的としたアセスメントが予定されており、参加者は事前に行ったアンケートをもとに具体的な課題について議論を深める予定です。2024年の勉強会やDX先進企業による講演も計画されており、参加者が持つ知恵を集結させていく場となります。
企業や自治体が直面するデジタル人材育成の課題について、DSMパートナーズは今後も積極的に議論を続け、最良の解決策を模索していく姿勢を示しています。関係省庁や他のステークホルダーとの連携を強化し、デジタルスキルの社会的実装を目指す取り組みがますます期待されます。今後の展開にも注目が集まります。
参加を希望される方は、DSMパートナーズのウェブサイトからお問い合わせください。具体的な行動を通じて、デジタル人材育成の未来を共に語り合う機会が待っています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会
- 住所
- 東京都港区南青山一丁目15番18号リーラ乃木坂6階
- 電話番号
-
03-6821-7869