八女茶が世界の頂点に立つ
2024年11月6日、イギリスで開催された「THE LEAFIES 国際茶アワード」において、福岡県八女市産の抹茶「さえみどり」が、全てのお茶の中で「最優秀賞」に輝きました。これにより、八女茶は二年連続での栄誉を獲得しました。八女茶の魅力とその背景にある努力を詳しくご紹介します。
THE LEAFIESとは
このコンクールは、伝統的な茶産地から新興の茶文化が発展している地域まで、世界各国の400種類以上の多様なお茶が参加するイベントです。2022年から開催されており、毎年多くの茶のプロフェッショナルが審査に参与しています。審査員は、英国、インド、スリランカ、中国、台湾、日本など、各国の茶に精通した専門家から構成されており、厳正な選考が行われます。
八女茶「さえみどり」の受賞
福岡県八女市から生まれた「おぼろ抹茶さえみどり」が、今年の授賞式で「Best in Show」に選ばれました。この受賞は、金賞部門からさらに選ばれた最高の栄誉であり、八女茶の味わいが世界で認められた証と言えるでしょう。生産者である久間正大さんとその家族は、地元の茶園で真心を込めて抹茶を育てています。
「出品した際には、参加者からクリーミーで驚いたという感想が寄せられました。まるでクリームを加えたかのような風味が印象的だったとのこと」です。これにより、抹茶の深い味わいが理解され、評価を受けました。
日本茶の持つ魅力
日本茶が連続して世界一を受賞する背後には、多くの人々の努力があります。特に、手摘みや藁がけで作られる伝統的な製法は、一人の力では達成できません。日本の茶業に携わる方々の技術と情熱があってのことです。
「八女茶は、地域の特色を活かしたお茶であり、今後新茶のシーズンを迎えるにあたり、地域活性化とともに海外への輸出も期待されています。」
授賞式の幹事と詳細
授賞式は、2024年11月6日、ロンドンのDartmouth Houseで行われ、約180名の来場者が現地で参加しました。また、世界各国からオンライン視聴も可能でした。主催するUK Tea Academyは、茶の教育と育成に力を入れており、Fortnum & Masonと共催することで、国際的な信頼を得ています。
まとめ
八女茶が再び世界の舞台でその名を轟かせたことは、地域の誇りであると同時に、茶業界全体への励みとなるでしょう。この受賞を契機に、さらなる日本茶の魅力が注目され、広がっていくことを願っています。来る新茶の季節、国内外で日本茶の豊かさをぜひ体感してみてください。