新感覚アップサイクル調味料『タマネギぐるりこ』が登場！フードロス削減に向けた挑戦

新感覚アップサイクル調味料『タマネギぐるりこ』が登場！

近年、私たちが抱える食品ロス問題の一つに、「かくれフードロス」があります。これは、見えにくい場所で発生する食品廃棄物のことを指し、一般的に認知されている食品ロスの約4倍にも及ぶ年間2000万トンが発生しているとされています。そんな背景の中、株式会社 SANKO MARKETING FOODS（以下、当社）は、タマネギの規格外品を活用した新しいクラフト調味料「タマネギぐるりこ®︎」を用いたサステナブルなメニューを『あふ食堂』で提供することになりました。

サステナブルな取り組み

当社は、農林水産省が運営する「あふ食堂」をはじめとする官公庁の職員食堂にて、2025年のゴールデンウィークの期間中、新感覚の調味料「タマネギぐるりこ®︎」を使用した特別メニューを販売します。これは、タマネギの不要部分や規格外品をサステナブルに活用し、おいしさを引き出すことでフードロスを減らす取り組みです。

当社は、フードテック企業と連携して「もったいない」をテーマにした料理を提供し、食を通じてこの問題を多くの人に知ってもらうきっかけを作ります。使用される「タマネギぐるりこ®︎」は、タマネギの芯や表面の硬い部分、スライス時のサイズによる規格外品を原材料としています。これらは通常廃棄されるものですが、強い味わいと栄養価を持っています。

フードロスとは

国内では、コンビニやスーパーで売れ残った食品などが廃棄され、その量は非常に大きな問題となっています。一般的には472万トンが推計される食品ロスですが、実際には不要な部分を含めれば2531万トンに達することが分かっています。これを解消するためには、視覚化された取り組みが必要です。

新感覚の「タマネギぐるりこ」

「タマネギぐるりこ®︎」は、フードロス削減を目的として開発されたクラフト調味料です。この調味料は、「ぐるり」という循環を意味する部分と「こ」という粉を組み合わせた新しい言葉で名付けられました。従来捨てられていたタマネギの端材を、独自の製法で乾燥し、栄養価を維持したまま粉末化することに成功しました。

また、干し方にも工夫が施されています。独自の「過熱蒸煎機」を使用し、300℃以上の高温蒸気で素早く乾燥させることで、メイラード反応を促進し、タマネギ本来の甘みと風味を凝縮させることができます。これによって、料理に奥深い味わいをプラスできるのです。

メニュー紹介

新しいメニューには、タマネギぐるりこを使ったレッドカレー、塩麴チキンカレー、キーマカレー、豚肩ロースのグリル、豚肉とキムチのパスタなどが展開されます。これらの料理はすべて、タマネギの美味しさを感じられるように工夫されています。

- タマネギぐるりこのレッドカレー では、ココナッツミルクとレッドカレーを組み合わせ、タマネギの旨みをたっぷりと楽しめます。
- ぐるりこと塩麴チキンカレー では、鶏もも肉が柔らかく、香ばしい風味が広がります。
- タマネギぐるりこのキーマカレー では、スパイシーなひき肉とタマネギの豊かな旨味がまとっています。
- 豚肩ロースのグリル には、和風のシャリアピンソースがたっぷりかけられています。
- 豚肉とぐるりこのキムチパスタ は、スパイシーで新しい味わいを楽しめる一品です。

おわりに

我々は、これらの取り組みを通じてフードロスの問題を啓発し、次世代への環境意識を高めていきたいと考えています。「タマネギぐるりこ®︎」を利用した料理を通じて、「かくれフードロス」の現実を多くの人に知ってもらうとともに、サステナブルな食の未来を共有することを目指します。ぜひ、この新感覚の調味料をお試しください。