地域を支えるこども食堂の新設を助成するプログラム始動
株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区)は、「ファミリーマート 夢の掛け橋募金」を通じて、全国のこども食堂の立ち上げを支援する『2025年度こども食堂スタート応援助成プログラム』の募集を開始することを発表しました。このプログラムは、ファミリーマートが認定NPO法人全国こども食堂支援センター「むすびえ」と連携して進めており、2025年7月から応募の受付が始まります。
プログラムの概要
この助成プログラムは、こども食堂を新たに始める団体への支援を目的としています。具体的には、初めてこども食堂を開催する際に必要な費用を助成する内容になっています。2021年9月から実施されている「むすぶ、つながる、こども食堂応援プロジェクト」に基づくもので、これまでに延べ4,762団体への助成が行われてきました。
2025年度も引き続き新規団体を対象にし、助成金の金額は一団体あたり5万円、対象団体数は合計で250団体を予定しています。応募受付は夏期と冬期に分けて行われ、夏期は2025年7月1日から8月29日までです。
助成対象と応募の流れ
助成対象となるのは、2025年の夏期および冬期に、初めてこども食堂を開催する団体です。中でも、書類選考を経て採択された団体には、助成金が支給され、さらにオンライン勉強会も実施されるため、地域に密着した効果的な支援が提供されます。
こども食堂の重要性
近年、全国でこども食堂の数は急増しています。最新の調査によると、2024年度には前年度比で1,735箇所増加し、10,867箇所に達しました。この数字は、全国の公立中学校や義務教育学校の数をも上回り、地域におけるこどもたちの居場所の重要性を示しています。これにより、地域社会が支え合い、こどもたちの生活をより豊かにする取り組みが進んでいます。
実施団体の体験談
多くのこども食堂が、この助成プログラムを活用しています。千葉県の「みんな食堂」では、多世代のボランティアとの交流を通じて地域の連帯感が生まれたと報告されています。また、京都府の「ごはんベースMOGUMOGU」での参加者からは、普段見られないこどもたちの笑顔が溢れ、地域ネットワークが広がっていることが伝えられました。福岡県の「こども食堂かあさん家」でも、商店街の活気を取り戻し、親子で団らんする機会を提供することで、地域の絆を深めています。
このように、こども食堂は地域の人々が互いに助け合う場として機能し、社会の課題を解決する重要な役割を担っています。この助成プログラムを通じて、今後もこどもたちが安心して過ごせる場所が増えていくことが期待されています。
お問い合わせ情報
助成プログラムに関する詳細や申請に関する質問は、むすびえの公式サイトやメールで受け付けています。
- - NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
「ファミリーマート&むすびえこども食堂助成」担当
Email:
[email protected]
※件名に「2025年度こども食堂スタート応援助成プログラムについて」とご記載ください。
この助成プログラムが、多くのこども食堂の設立に寄与し、地域の未来を明るく照らすことを願っています。