株式会社SHIFTとDASAの新たなパートナーシップ
2023年、株式会社SHIFT(東京都港区)は、世界最大のDevOpsおよびアジャイル業界団体であるDASA(本部:オランダ ロッテルダム)との間にトランスフォーメーション・パートナー契約を締結しました。これにより、日本国内で3社目となる重要なパートナーシップを形成し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることが期待されています。
トランスフォーメーション・パートナー契約の意義
このパートナーシップは、SHIFTがDASAの提供する豊富な知見やリソースを活用しながら、国内企業が直面するビジネス上の課題を解決する手助けを目的としています。DASAは、世界50ヶ国に4万人以上のメンバーを持つグローバルな団体であり、300以上の組織と連携して、開発プロセスとビジネスプロセスの統合を進めています。分野を問わず、SHIFTはこれらのベストプラクティスを日本国内に導入し、企業が「ビジネスと開発(BizDevOps)」を効果的に融合させられるよう支援します。
特に、DASAが提唱する「DASAバリューボックス」を活用して、SHIFT独自のアジャイル変革フレームワーク「Eight Keys」を進化させる計画です。これは、国内企業が製品開発効率を向上させ、ビジネス部門と技術部門との連携を深化させるための強力なツールとなるでしょう。
人材育成と次世代リーダーの育成
SHIFTはまた、人材育成にも力を入れています。DASAの教育プログラムを基に、次世代のリーダーを育成する計画です。これにより、日本国内でのDevOpsおよびアジャイル領域のリーダーシップが強化されることが期待されています。新たにDASAアンバサダーとして認定されたメンバーには、スクラムマスターの佐藤博之氏、船橋篤史氏、アジャイルエバンジェリストの森一樹氏が含まれます。
彼らは、DASAのバリューボックスを通じて、SHIFTのEight Keysとの連携を進め、顧客と社会に貢献するとしています。これにより、国内外のDevOpsおよびアジャイルのコミュニティへの影響を強化する方針です。
グローバルなベストプラクティスの導入
DASAのCEO、リック・ファーレンホルスト氏は、SHIFTとのパートナーシップを高く評価しています。彼は、「SHIFTは、品質保証とアジャイルプラクティスの融合を実現し、ビジネスの成果を確実に引き出す力を持つ信頼できるパートナーです。このパートナーシップは、効率的な変革を共に進める強い意志の表れです」と述べています。DASAとSHIFTが共に進むことで、日本全体におけるDevOpsおよびアジャイルの普及が加速し、次世代のデジタルリーダーが育成されることが期待されています。
SHIFTの抱負と今後の展望
SHIFTのアジャイル推進部部長、秋葉啓充氏は、「我々のビジョンは、単なる開発手法の導入にとどまらず、組織や文化の変革を通じて持続的な競争力を育むことです。このパートナーシップにより、グローバルなベストプラクティスを日本に届け、企業の変革を加速する」との意気込みを語っています。
DASAとSHIFTが目指す未来
SHIFTは、DASAと共に日本でのDevOps及びアジャイルの定着に貢献し、各業界の課題解決に向けた手助けを行います。彼らの取り組みは、品質保証を重視したソフトウェア開発に特化し、企業の成長や競争力向上に寄与することを目指しています。特に、Eight Keysを基盤としたアプローチにより、現場での実行力と経営層の意思決定を円滑につなげることで、日本企業のデジタルトランスフォーメーションの推進に寄与することでしょう。
SHIFTは、今後も多方面での人材育成や社会貢献を通じて、持続可能な成長戦略「SHIFT3000」を実行し、豊かなデジタル社会の実現を目指します。