住友重機械建機クレーンの新モデル登場
住友重機械建機クレーン株式会社は、クローラクレーン「SCX-3シリーズ」のSCX700-3とハイラインプル仕様の800HLXをマイナーチェンジし、2025年11月から国内市場に投入することを発表しました。この新モデルは、作業環境における安全性を重視し、さまざまな先進技術が搭載されています。
マイナーチェンジのポイント
今回の改良では、特に業務に関わる方々の安全を守るための機能が強化されています。
さらなる安全対策
新モデルの最大の特長は、視認性を向上させた12.1インチの大型タッチ式ディスプレイの採用です。このディスプレイは、接地圧、重心位置、カウンタウエイトの仕様など、クレーンの安全操作に欠かせない情報を表示します。この情報は、作業者が常に状況を把握できるように設定されており、安全性の向上に寄与します。
さらに、クローラクレーンの周囲を監視するシステム「ARGUS(アルゴス)」が追加され、キャブ内に設置されたモニタで周囲の状況をリアルタイムで確認できます。これにより、作業者が周囲の危険を事前に察知し、適切な対応を取ることが可能になります。
アクセスしやすさの向上
また、自閉式ゲートバーを採用したハンドレール付きキャットウォークや、昇降ステップのオプションも用意されています。これにより、クレーンへのアクセスがさらに容易になり、安全に作業を行うことができます。
時間短縮と安全を両立
オプションとして、エンジン外部始動スイッチも用意されており、キャブ外からエンジンを起動することが可能です。この機能により、キャブに昇降することなくエンジンが始動でき、ジャッキ操作が安全かつ迅速に行える点も評価されています。
未来へ向けた進化
住友重機械建機クレーンは、常に市場のニーズに応じた製品改良を行っており、安心して操作できる環境を提供することを使命としています。新型SCX700-3および800HLXは、その一環として、技術の進化と共に作業環境の安全性を向上させることが目的です。
このクレーンを使用することで、業務効率が向上し、作業現場での安全性も大きく改善されることでしょう。今後の進展にご期待ください。
詳細な製品情報は、公式ウェブサイトや販売窓口をご確認ください。住友重機械建機クレーンは、信頼性の高い製品とともに、皆様の安全で快適な作業環境の実現に向けて努力を続けます。