CandexがシリーズCで51億円を調達しグローバル展開が加速

Candex、シリーズCで51億円を調達

2025年7月14日、アメリカ・マイアミからの情報です。企業向けにベンダー管理やテールスぺンド管理のソリューションを提供するCandexが、シリーズCラウンドで3300万ドル（約51億円）の資金調達を実施しました。このラウンドは9Yards Capitalがリードし、HedosophiaおよびGoldman Sachs、Altos Ventures、Craft Ventures、NFX、Edenredなどの既存投資家も参加しています。これにより、Candexの累計資金調達額は1億1500万ドル（約171億円）を超えました。

この資金調達は、Candexが急成長を遂げていること、確かなプロダクトマーケットフィットを持っていること、そしてグローバルな需要の増加が背景にあり、投資家の強い信頼を示しています。顧客数は2023年のシリーズBラウンドからほぼ倍増し、現在140社以上のエンタープライズ企業がCandexのサービスを導入。また、Candexが支援する企業の購買総額はこの年度に100億円を超える見込みです。今回の資金は、さらなるグローバル展開、製品革新、顧客基盤の拡大に活用される予定です。

CandexのCEO兼共同創業者のジェレミー・ラッピン氏は、新たな投資家と長年以来支持してきた投資家に感謝の意を表しつつ、企業が直面する「重要だけど少額なサプライヤーの管理」という課題に取り組むため、今回の投資が大きな助けになると述べています。これにより、顧客はより迅速かつコンプライアンスを遵守した形で、本業に集中できる環境を整備できるとのことです。

リード投資家である9Yards Capitalは、10億ドル以上の成長ステージ向けファンドを運営しており、調達、フィンテック、エンタープライズソフトウェアなど、基盤産業を変革する企業に投資しています。同社のゼネラルパートナー、ハンター・マクナブ氏は、Candexが提供するシンプルな解決策に共鳴し、この投資が同社の製品リーダーシップや市場進出の加速を支えると強調しました。

Candexについて

Candexは、少額または単発の取引先の登録、契約、支払い手続きを簡略化する企業です。テクノロジーを活用した「マスターベンダー」として機能し、企業はコンプライアンスに則った迅速な購買プロセスを実現できます。管理者は業務の自動化や可視化を向上させ、ベンダーマスター数を最大80％削減しつつ、取引の効率化を図ります。

Candexのレポーティング機能は、従来分散していたテールベンダー情報を一元化し、全体の透明性を向上させます。部門間のデータと手続きが調和し、操作が簡素化、共通ルールに基づく標準化が徹底されます。

また、P2P（調達から支払いまで）のプロセスを自動化し、多様な形式で提供しています。詳細な監査対応報告書とコンプライアンス対応により、「迅速・簡単・高コンプライアンス」を実現。

Forbesが発表する「The Global 2000」からも信頼を得ているCandexは、40カ国以上に対応したテール支出管理分野での確固たる地位を築いています。

この記事は2025年7月14日に米国で公開されたプレスリリースを元に編集されたものです。対訳の中心は英語であり、その内容については英語が優先されます。