「夏のおすそわけ2025」プロジェクトが始動
日本のひとり親家庭が直面する課題を軽減するために、認定NPO法人「おてらおやつクラブ」が「夏のおすそわけ2025」プロジェクトを開始しました。2025年の7月から8月にかけて、全国の約2,500世帯のひとり親家庭に、食品や日用品のおすそわけを提供する取り組みです。
プロジェクトの概要
今年の夏も、ひとり親家庭をサポートするために、子どもたちに必要な物資を届けるというこの画期的なプロジェクトは、昨年同様、多くの家庭からの申し込みが期待されています。昨年度の「夏のおすそわけ2024」では、過去を上回る2,605世帯からの申し込みがあり、すべての家庭へ支援物資が届けられました。今年もまた、多くの家庭に笑顔が届くよう、皆様の協力を求めています。
子どもの貧困問題との関わり
おてらおやつクラブは、子どもたちの貧困問題に対する意識を高め、その解決に向けて取り組んでいます。長期休暇には、給食がなくなるため、家庭の食費が増加し、特にひとり親家庭において経済的な負担が大きくなることが多いです。2025年度に入って以降、支援を求める家庭の数が急増しており、登録世帯は17,000を超えています。
プロジェクトへの参加方法
お寺からの支援
「夏のおすそわけ2025」では、全国のお寺が集まり、必要な物資を寄付として提供してくださることを期待します。お寺での「おさがり」や、檀家の方々のお気持ちをお待ちしています。未参加のお寺様は登録をして、ぜひこの取り組みに加わってください。
個人からの協力
食品や日用品の寄贈だけでなく、金銭的な支援も募集しています。おひとりの寄付が、1,000円の配送費用を賄うことができるため、その小さな支援が大きな助けになります。家庭に届けるおすそわけには、主にお菓子だけでなく、大人向けの日用品やレトルト食品なども含まれています。
ボランティア参加
また、物資の仕分けや梱包作業をボランティアとして手伝っていただくこともできます。食品の消費期限確認や、個別の手書きメッセージ作成など、軽作業から始める参加方法も豊富です。
プロジェクトの背景
昨年度、おてらおやつクラブが作成したインパクトレポートによると、子どもたちを支える活動が多くの家庭に届いていることが実証されています。ひとり親家庭にとって、つながりを持って支援を受けることはとても重要なことです。「たよってうれしい、たよられてうれしい。」というメッセージのもと、皆さまと一緒にこの思いを広めていきたいと考えています。
みんなで支援の輪を広げよう
今年の夏、全国のお寺と連携して、子どもたちやひとり親家庭へ福祉の手を差し伸べる機会を逃すことなく、多くの方々からの協力をお待ちしています。皆さまの温かい支援が、子どもたちの生活を支え、彼らにとっての明るい未来を築く一助となります。詳細や行動を起こす際は、ぜひ特設ページをご覧ください。
夏のおすそわけ2025特設ページ
私たちの活動には、ぜひ貴方の力が必要です。皆様のあたたかい協力を心よりお待ちしております。