新感覚リキュール「サトヤマ・リキュール」の登場
滋賀県多賀町大滝地域で、特定非営利活動法人おおたき里づくりネットワークが湖国近江の地域資源を活用した「サトヤマ・リキュール」を開発しました。このプロジェクトは、地域の酒蔵を再生し、地元の特産品を活かすことで、多賀町の活性化を図ることを目的としています。現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて資金を募っています。
プロジェクトの背景
大滝地域は、自然豊かな中山間地域であるものの、少子高齢化といった地域課題が深刻化しています。そこで、地域住民との対話を経て、地域資源を活かしたプロジェクトを立ち上げることに決定。特に、30年以上放置されていた酒蔵のリノベーションが重要なポイントとなります。これにより、地域活性化と酒造りによる新たな魅力の創出を目指しています。
サトヤマ・リキュールの特徴
「サトヤマ・リキュール」は、滋賀の里山の恵みを最大限に活かした新感覚のクラフトリキュールです。ほろ苦い味わいが特徴で、原酒には大吟醸の酒粕をアップサイクルして使用しているのがポイントです。地元多賀町で農薬不使用で栽培された「ビーツ」、スパイスやハーブ、甘みを加えるための甜菜糖などを使った体に優しいリキュールとして、多くの人々に親しまれることを期待しています。
酒蔵のリノベーション
クラシックでありながらも現代的な魅力を持つ酒蔵は、築60年を超える歴史ある建物です。リノベーション作業では、地域の住民が参加できるワークショップも計画されており、地域の人々との協力によって酒蔵が生まれ変わります。老朽化した部分は解体されるものの、酒造りに使われていた絞り器や釜などの設備は新たな用途で活用される予定です。
製造免許の取得へ向けて
デビューしたばかりの「サトヤマ・リキュール」は、今後約1年間のテストマーケティングを経て、2025年11月を目標に酒類製造免許の取得を目指します。自社での製造を計画しており、これにより地域内での雇用創出にもつながるでしょう。地域資源のアップサイクルやハーブ栽培にも取り組む意向があります。
クラウドファンディングのリターン
このプロジェクトへの支援者には、魅力的なリターンがあります。例えば、6,000円の支援で「サトヤマ・リキュール200ml」が1本手に入ります。また、24,000円の支援では、500mlのリキュール2本を受け取ることができます。さらに、30,000円の支援者には、旧酒蔵の部材を使った名札が贈呈される特典も用意されています。
プロジェクトの詳細
- - プロジェクト名: 廃業した酒蔵をリノベーションして、地域資源を活かしたお酒を造りたい!
- - クラウドファンディング期間: 2024年11月5日(火)~2025年1月23日(木)
- - 目標金額: 150万円
- - プロジェクトURL: CAMPFIRE
このプロジェクトは、地域の再生とともに新たな酒文化を根付かせるきっかけとなります。多くの人々に支持されることを願っています。