サイバーセキュリティの新潮流「ASMサービス」の提供開始
最近、テレワークの普及やクラウド利用の増加に伴い、企業が保有するIT資産が更に多様化しています。その一方で、サイバー攻撃を行う者たちは、効果的に攻撃を仕掛けられる場所を見つけることに注力しています。このような状況を背景に、キヤノンITSが発表した「ASMサービス」が注目を集めています。
ASMサービスとは?
ASM(Attack Surface Management)とは、企業の外部からアクセス可能なIT資産を特定し、その脆弱性やリスクを継続的にモニタリングするプロセスです。これにより、企業は潜在的なサイバー攻撃のリスクを早期に把握することができます。最近の市場調査では、ASM市場が年間平均成長率29.3%で成長すると予測されています。
サービスの特長
1. 分かりやすいレポート提供
キヤノンITSの技術者が運用を担当し、お客様には継続的な診断結果がレポートとして提供されます。難しいツールの設定や使用に悩む必要がなく、簡単に結果を確認できる点が魅力です。
2. リスクを可視化するスコアリング
発見されたIT資産に対してリスクをスコアリングし、危険度を明確にします。これにより、優先的に対策を講じる必要があるポイントを特定できます。
3. 脆弱性診断との組み合わせ
ASMで脅威を確認した後、さらに詳細な脆弱性診断を提供することも可能です。この一貫したプロセスにより、より強固なセキュリティ体制が実現します。
4. 利用しやすい価格設定
初期設定や毎月のレポートなど、サービスメニューは柔軟に選択できるため、企業の予算に応じて利用することができます。
サービス展望
国内市場でもASMの需要の高まりがみられ、大企業だけでなく中堅企業への導入が進むことが予測されています。キヤノンITSは、この新サービスを加えることで、企業のセキュリティ対策をより強化していく方針です。今後もワンストップでサポートするサービスを展開していくことが期待されています。
キヤノンITSのサポート体制
キヤノンITSでは、初回診断レポートの際には技術者による報告会を開催し、レポートの解説を行います。また、日本語によるサポートも用意されているため、企業のお客様が安心してサービスを利用できる環境が整っています。
ミニウェビナー開催予定
「ASMサービス」のリリースを記念したウェビナーも開催される予定です。この機会に、脆弱性診断とペネトレーションテストの違いなどを理解し、より深くサービスの内容を知ることができます。詳細は公式サイトで確認が可能です。
このように、キヤノンITSの「ASMサービス」は、企業にとってセキュリティの確保を助ける心強いパートナーとなるでしょう。今後の成長が期待されるこのサービスを通じて、安心してIT資産を管理していきたいものです。