JMDCとYuimedi、医療データの国際基準化に向けて協力を開始
医療データの国際基準化に向けた重要な一歩
2023年、株式会社JMDCと株式会社Yuimediが協力し、国内最大のリアルワールドデータ(RWD)の国際標準化を目指す取り組みを発表しました。この協業により、日本の医療データが国際的に認識され、活用される道が開かれます。
設定される背景
現在、世界中で創薬や臨床研究におけるRWDの利用が加速しています。しかし、日本の医療データは、国際的な研究シーンでは未だその活用が限られています。 JMDCが持つデータは非常に豊富ですが、これまでの形では十分に活かされてこなかったのです。この状況を打破するため、JMDCとYuimediがタッグを組むことになりました。
協業の内容
JMDCは日本国内で集めた多様な医療データをYuimediの技術支援によってOMOP CDM形式に変換します。このプロセスにより、多様な地域での研究においても活用できるようになり、国際的な研究ネットワークにおいて日本のデータの存在感を強化することが期待されています。
YuimediはOMOP変換技術の提供を通じて、医療データが世界水準での活用を実現できるよう支援します。この協力は、医療業界における新しい?の流れを生むものといえるでしょう。
医療研究への影響
この協業によって、JMDCが蓄積した日本の医療データが国際チームの研究に組み込まれる可能性が高まります。これにより、創薬、臨床研究、疫学研究などでの利用が一層活発化することが期待されます。医薬品の開発や医療現場での実態解明が加速し、国民の健康に寄与することが目的です。
データ解析を行う製薬企業や研究機関にとっても、より生産的で効果的なデータ活用が実現されることでしょう。
継続する取り組み
JMDCとYuimediは、このプロジェクトを通じて社会課題にデータとICTを用いて取り組むことで、持続可能なヘルスケアシステムの実現を目指しています。両社のそれぞれのミッションが、この協業を通じて結びつき、日本の医療データの国際的な利活用が促進されることを願っています。
株式会社Yuimediについて
Yuimediは、2020年に設立され、医療データの国際標準規格「OMOP CDM」への変換を専門としています。これにより、様々な国のデータを統一化し、相互運用性を向上させています。彼らの目指すところは、日本の医療データを世界中で活発に利用される社会の実現です。
OMOP CDMの理解
OMOP CDMは、RWD解析のために設計された共通データモデルです。標準化された用語体系が特徴で、世界中の医療データを統合して扱うことが可能になります。このモデルにより、異なる国のデータを統一して利用できるようになり、研究の質が向上することが期待されています。
株式会社JMDCの取り組み
JMDCは2002年に設立された医療ビッグデータのパイオニアであり、豊富な医療データの分析と集計に基づいたサービスを提供しています。彼らの努力は、健康社会の実現に向けた重要な一歩であり、今後の医療データ活用の進展に寄与すると考えられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Yuimedi
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町1丁目9番10号日本橋ライフサイエンスビルディング7 8F
- 電話番号
-