城西国際大学が製作した震災対策教育ビデオドラマ
城西国際大学は、東京都千代田区に位置する警視庁麹町警察署との協力により、震災対策をテーマにした教育ビデオドラマ『地震博士と!とある家族の防災大作戦』を制作しました。この作品はメディア学部映像芸術コースの現役学生23人と、卒業生が参加しており、2024年からの制作が本格的に始まりました。
制作の背景と目的
このビデオドラマは、近い将来発生する可能性がある大災害に備え、人々の防災意識を高めることを目指しています。作品では、出演者がさまざまな防災の問題に答える形式を取り入れ、視聴者に分かりやすく防災の知識を伝える工夫をしました。
完成披露上映会は、2023年11月5日に城西国際大学の東京紀尾井町キャンパスで行われました。このイベントでは、警視庁麹町警察署の占部貴之署長から制作に関わった学生メンバーへ感謝状が贈られ、彼らの努力が称えられました。
監督と参加者の思い
この作品を監督した中川助教は、未来の震災に対する危機感を多くの人々に持ってもらうことを願い制作したと語ります。また、制作チームの4年生、金子みつみさんは、災害シーンの音に特に注意を払ったと明かしました。実際の訓練音や瓦礫の音を組み合わせることで、視聴者に現実感をもたらすよう努めたそうです。
地域との関わり
占部警察署長は、作品の完成度を評価し、地域の共感を得やすい内容である点を指摘しました。特に、大学の学生が震災対策に打ち込んだ取り組みとして、地域とのつながりを深めることができると期待しています。今後、災害対策訓練や啓発活動にも積極的に活用される見込みです。
全体のまとめ
城西国際大学が製作したこの震災対策教育ビデオドラマは、ただの映像作品にとどまらず、地域社会と未来の世代がより良い防災意識を持つための有意義な教材として大きな役割を果たすことでしょう。将来的には他の学校や地域でも利用されることが期待されており、教育界にも新しい風を吹き込む出来事となることが予想されます。