QDレーザが世界最小クラスの小型可視レーザLantanaを発表
日本の技術が光るQDレーザから、世界最小クラスのオールインワン小型可視レーザLantanaが新たに登場しました。バイオメディカル分野をはじめ、多様な用途での利用が期待されるこの製品は、研究や実験に革命をもたらします。
Lantanaの特長
Lantanaは、532nm、561nm、594nmの波長を持つレーザをコンパクトなデザインにまとめており、わずか38mm x 62mm x 22.5mm(厚さ)というサイズで、90gという軽量性を実現しています。このサイズと重量は、設置場所を選ばず、狭いスペースでも簡単に利用可能です。
この小型レーザには、CW(連続波)およびデジタル変調(パルス変調)に対応したドライバと、ペルチェ素子、光出力モニターが内蔵されている点が特筆すべきポイントです。従来の製品では、これらの機器を別途用意する必要がありましたが、LantanaはUSB接続で、パソコンさえあればすぐに使用を開始することができます。これにより、設計の自由度が大幅に向上し、開発の工数も削減されるため、多くの研究者やエンジニアにとって大きな恩恵となるでしょう。
高い光出力安定性
この小型レーザは、QDレーザが独自に開発した半導体アンプを集積したDFBレーザと、波長変換素子であるPPLN非線形結晶を使用しています。この構造により、高い光出力の安定性を実現し、可視光での単一波長を得られるため、精密な測定や実験に最適です。
特に、タンパク質に対するサイトメトリーなどの用途では、優れたビーム品質を持つ楕円ビームが利用され、データ取得の精度が向上します。
幅広い用途
Lantanaは、バイオメディカル検査装置、フローサイトメータ、セルソータ、レーザ顕微鏡、ラマン分光といった様々な応用が可能です。製品の特性に応じて、研究機関や大学での利用が進むことが予想され、次世代の研究を支える重要なアイテムとなるでしょう。
QDレーザは、Lantanaの詳細仕様を公式ウェブサイトにて公開しています。製品ページではカタログのダウンロードも可能で、問い合わせも受け付けています。新しい技術を駆使したこの小型レーザを、是非お試しください。
お問い合わせ
製品に関する詳細やお見積もりは、以下のメールアドレスにて対応しています。
この機会に、QDレーザのLantanaを活用した新しい研究の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。