アサヒビールが食文化継承のために公募による寄付を実施

アサヒビールの寄付が地域の食文化を支える

アサヒビール株式会社が、食文化の継承を目的とした第2弾の企業版ふるさと納税に取り組みました。今回、同社は全国10の地方公共団体に各500万円、合計で5000万円を寄付することを発表しました。この寄付は、世代を超えて受け継がれてきた地域の食文化を守り、未来に繋げるための支援となります。

寄付先として選ばれたのは、山形県米沢市、福島県いわき市、茨城県かすみがうら市、埼玉県、岐阜県大野郡白川村、兵庫県西脇市、和歌山県すさみ町、島根県鹿足郡津和野町、福岡県小郡市、宮崎県宮崎市です。これらの地域には、各々の豊かな食文化があります。

企業版ふるさと納税の意義

アサヒビールのこの取り組みは、企業版ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとコネクト」が支援しており、その専門知識を活かした寄付が行われています。企業版ふるさと納税は、地方創生や人口減少問題に対処するために設けられた制度で、企業が地方公共団体に寄付を行った場合、寄付額の一定割合が法人税から控除される仕組みです。

第1弾の寄付では、全国各地の祭りや花火の支援がテーマであり、すでに5つの地方公共団体に計5000万円の寄付を実施しています。これに続く第2弾では、「食文化の継承」をテーマに、6月17日から7月11日まで公募を行い、46の地方公共団体からの応募がありました。今後の企画は、アサヒビール、各地方公共団体、そしてJTBが連携して進めていく予定です。

アサヒグループのサステナビリティの取り組み

アサヒグループは、「アサヒグループサステナビリティ基本方針」に基づき、「環境」「コミュニティ」「責任ある飲酒」「健康」「人権」の5つの重要課題に取り組んでいます。特に「コミュニティ」においては、地元の人々や訪れる人々に親しまれる取り組みを通じて、地域全体の活性化に寄与することを目指しています。これにより、グループ理念である「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」が実現されることを希望しています。

このように、アサヒビールの地域への寄付は、ただの金銭的支援にとどまらず、地域の文化を未来へと繋げる重要な取り組みとなっているのです。地域の食文化の維持と発展を支えることで、より豊かな社会の実現に貢献していくことに期待が寄せられます。