神楽坂アトリエで開催される企画展『背守り』の魅力とは
2026年3月20日から29日まで、神楽坂のアトリエギャラリー「YAMATO Lab. TOKYO」で、「背守り」という興味深いテーマの企画展が開催されます。この展覧会は、母たちの祈りを形にした「背守り」をフィーチャーしており、特別に厳選された貴重なコレクションを見ることができる機会です。
YAMATO Lab.とは?
「YAMATO Lab.」は、創業から100年以上の歴史を持つきもの専門店「やまと」を舞台にしたプロジェクトで、日本文化の魅力を現代的な視点から探求し発信しています。クリエイティブディレクターには、芸術家の神田恵介氏が迎えられ、さまざまな試みが行われています。これまでにも、「宿つなぎ」や「スカジャンキモノ」といった独創的なプロジェクトが展開されてきました。
「背守り」が持つ意味
「背守り」とは、子どもを魔から守るために、きものの背に刺繍で施された魔よけの意匠です。この風習は、特に子どもが着るきものにおいて、霊的な力を宿すと信じられた伝統に基づいています。具体的には、子ども用のきものには通常の縫い目がないため、母たちは意図的に刺繍を入れることで「目」を作り出し、悪から子どもを護ろうとしました。
今回の企画展では、背守り研究家の鳴海友子氏が収集した貴重な40点以上の実物コレクションから、20点以上が特別展示されます。これらの作品は、母たちの願いが込められたものとして、ただの装飾ではなく、深い歴史を持っています。
貴重な実物展示
この展示を通じて、参加者は子どもに対する母の強い愛情や、背守りが持つ意味を深く理解することができるでしょう。特に、母たちの「祈りのかたち」を直接目にすることは、非常に感動的な体験となるでしょう。また、今回の展示は、雑誌『銀花』や『暮しの手帖』でも取り上げられた鳴海氏のコレクションの一部でもあります。
スペシャルインタビューの実施
イベントの開催に合わせて、鳴海友子氏へのインタビューも実施されます。このインタビューは「ジャーナル」セクションで前後編に分けて公開され、背守りの文化や、それにまつわる母たちの思いを深く探る内容になっています。インタビュー前編は3月20日、後編は3月27日に公開予定です。
イベント情報
- - 開催日程: 2026年3月20日(金) ~ 3月29日(日)
- - 時間: 13:00〜19:00
- - 定休日: 3月24日(火)・3月25日(水)
- - 場所: YAMATO Lab. TOKYO 2F ギャラリースペース
- - 東京都新宿区赤城元町3-2
本展では、背守りの実物展示に加えて、さまざまな関連製品の販売も行われる予定です。また、1Fショップスペースでは、「SUKAJAN KIMONO」とのコラボレーションや、ヴィンテージリメイクシリーズもご覧いただけます。
今回の「背守り」をテーマにした企画展は、母たちの思いが込められた文化を伝える絶好の機会です。日本の伝統的な価値観や文化をより多くの人々に知ってもらうためにも、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。