クリニックTEN渋谷、職域接種でのワクチン廃棄ゼロを実現
クリニックTEN渋谷は、2021年5月に開業した渋谷駅近くの新しい医療機関で、完全WEB予約制とキャッシュレス決済により、患者の待ち時間をほぼゼロに抑えたサービスを提供しています。ここでは、職域接種を通じて新型コロナワクチンの廃棄ゼロを達成した取り組みについて詳しくお伝えします。
職域接種におけるワクチン廃棄問題
新型コロナウイルスのワクチン接種には、特にmRNAワクチンであるModerna製において、開封後6時間以内に使わなければならないという厳しい条件があります。そのため、予約の重複や急なキャンセル等で、余剰在庫が発生し、結果的にワクチンが廃棄されるという問題がありました。これは、日本全体で集団免疫を形成し、COVID-19による重症化を防ぐ上での大きな障壁となっています。
クリニックTEN渋谷の取り組み
クリニックTEN渋谷では、ワクチン接種の廃棄を防ぐため、SNSを駆使して情報発信を行うことにしました。急なキャンセルが出た場合、その情報を即座にTwitterとInstagramで発信し、職域接種の対象外である方々にも接種の機会を広げる施策を行いました。この取り組みにより、77日間で延べ3000本のワクチンを廃棄することなく、多くの方に接種していただくことに成功しました。
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SNSでの呼びかけの具体例
- - TwitterやInstagramでの投稿は、日本語と英語の二か国語で行い、アクセスしやすい内容にまとめました。
- - 特に投稿のストーリー機能を活用し、当日中に来院可能な方々に対して迅速に情報を提供。
- - さらに、実際に来院された方々の協力を得ながら、SNSの拡散をお願いしました。
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このような形で、TwitterやInstagramなどのSNSを通じ、迅速かつ柔軟な対応が可能となりました。この取り組みによって、キャンセルが発生するたびに地元のコミュニティから多くの方々に接種いただくことで、廃棄ゼロを実現することができたのです。
有症状者への検査対応
また、クリニックTENは職域接種が完了した今も、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、有症状者に向けた検査サービスを開始しています。新たに設けた発熱外来では、完全予約制でPCR検査や迅速抗原検査を公費負担で実施しており、患者さんが安心して受診できる環境を整えています。発熱外来のブースは通常の患者動線とは一切交わらず、陰圧設備を備えた完全個室の空間となっています。
まとめ
クリニックTEN渋谷の新型コロナワクチン廃棄ゼロの取り組みは、医療現場における柔軟かつ迅速な対応が極めて重要であることを示す好例です。医師や医療従事者が公衆衛生に貢献する姿勢は多くの人々にとって希望となり、今後もその取り組みが続いていくことが期待されます。消費者の期待に応えるかたちで、正確な情報を持ち、信頼性の高い医療サービスを提供することが、私たち一人一人の健康を守るために必要です。
当院への訪問を希望される方は、公式ウェブサイトより予約が可能です。医療の新しい形を体験してみてはいかがでしょうか。