新たなオンライン販売サービスでフェリー事業の収益を拡大！

WILLER ACROSSがフェリー業界向けに新たなSaaSサービスを開始

WILLLER ACROSS株式会社は、フェリー運行を行う事業者向けに、インバウンド需要を取り込むための新しいオンライン販売サービスを開始することを発表しました。このサービスは、SaaS型の観光交通システム「WiLLシステム」を活用し、フェリー商品の多言語オンライン販売をサポートするものです。第一弾として、太平洋フェリー株式会社とタッグを組み、名古屋と仙台、北海道を結ぶ航路のオンライン販売を2025年9月9日からスタートします。

インバウンド需要への対応

近年、インバウンド需要は増加する一方で、フェリー業界は「多言語予約システムの未整備」や、「問い合わせ、現地購入の際の業務負担の増加」などの課題を抱えていました。これにより、機会損失や顧客満足度の低下、人材確保の難しさといった様々な問題が表面化しています。これらの課題を解決するため、WILLER ACROSSとWILLER MARKETINGは、日本国内のフェリー業界に特化したサービスを提供することに決めました。

本サービスの特長

本サービスは、旅行者のニーズに応じた多言語対応に力を入れています。具体的には、英語、繁体字、簡体字、韓国語の4カ国語に対応し、収益機会を最大化するための仕組みを提供します。

さらに、予約、事前決済、顧客・在庫管理まで一括管理ができるため、業務の効率化が図れる点も魅力です。シームレスな予約プロセスを実現することで、顧客の満足度を高めることが狙いです。

ワークフローの自動化

本サービスを導入することにより、フェリー事業者は予約から決済、顧客管理に至るまでの各プロセスを一元管理できます。これにより、業務負担が大幅に軽減され、コスト削減にもつながります。システムは低コストで導入でき、特別な自社システムを開発する必要がありません。

今後の展望

WILLER ACROSSとWILLER MARKETINGは、今後も全国各地のフェリー会社と連携を強化していく方針です。彼らのソリューションを駆使して、インバウンド販売の拡大を図り、フェリーを通じた観光業の振興に貢献していく予定です。また、交通事業者の様々なニーズに対してビジネスノウハウを提供し、業界全体の価値を向上させていく所存です。

WiLLシステムについて

WiLLシステムは、交通・観光事業者向けに設計されたSaaS型のシステムで、旅行関連情報を効率的にまとめて商品化できます。これにより、事業者は自社サイトや「WILLER TRAVEL」での販売が可能となり、多言語対応や会員管理機能を通じて、顧客体験の向上も図れます。

太平洋フェリーの公示情報

- オンライン販売開始日：2025年9月9日（火）
- 販売サイト：太平洋フェリー公式サイト
- 航路及び所要時間：名古屋〜仙台〜北海道/約40時間
- 運航数：1往復/日
- 船名：いしかり、きそ、きたかみ
- 料金：大人1名 9,100円〜（例：名古屋〜仙台B寝台1名運賃、季節により変動）

顧客のニーズに応え、スムーズな移動を提供するウィラーACROSSの取り組みに、今後も注目が集まるでしょう。