北海道からの農作物輸送が変わる!
株式会社福岡ソノリクが、北海道の農産物輸送に特化した新しい体制を整えました。2024年10月12日、同社は北海道石狩市に本社を置く株式会社HINAKAを子会社化したことを発表しました。これにより、福岡ソノリクは北海道を起点に高品質なコールドチェーンの提供を行い、農作物の持続可能で安定した物流システムを実現します。
子会社化のポイント
HINAKAの子会社化によって、福岡ソノリクは以下の3つのポイントを強化します。
1.
集約機能の強化 - 北海道での営農と物流を一本化し、荷物の集約を行うことで、農産物を速やかに中継拠点へと輸送します。
2.
保管技術の向上 - 福岡ソノリクの特許技術を活かした高品質な冷蔵管理により、農産物の鮮度を最大限保ちます。これにより、消費者への安全で新鮮な農産物の提供が可能になります。
3.
配送ネットワークの拡充 - 西日本から北海道への農産物配送を強化し、地元での安定供給を実現します。これにより、交通機関や環境への影響を軽減し、持続可能な物流のモデルを構築します。
何が求められているのか?
北海道は小麦、大豆や地域特産の野菜・果物など、国内最大の農産物生産地です。ですが、気候変動や物流の課題が頻繁に発生し、より高品質な輸送方法が求められてきました。福岡ソノリクは、それらのニーズに応える形でHINAKAとの連携を強化し、農産物の集荷・保管・配送のオペレーションを一元化しました。
今後の展望
このコラボレーションにより、南から北への長距離輸送の役割も果たせるようになります。また、特に注目すべきは、関東・関西を中心とした地域への展開です。福岡ソノリクは、農産物物流の安定化を図るため、2026年までに新たな拠点の設立を見据えています。
会社概要
株式会社HINAKA
- - 設立: 2015年3月
- - 所在地: 北海道石狩市新港西1丁目701-9
- - 代表者: 中村 英紀
- - 会社HP: HINAKA
株式会社福岡ソノリク
- - 設立: 平成4年4月
- - 所在地: 佐賀県鳥栖市姫方町1660番地
- - 代表者: 園田壽俊
- - 会社HP: 福岡ソノリク
高品質なコールドチェーンという新たな物流の枠組みを通じて、持続可能な農産物輸送が実現されることが期待されています。