櫻田健氏がGraffityに加わる
名古屋大学大学院工学研究科の助教を歴任し、人工知能センターでSLAMの研究開発に携わってきた櫻田健氏がGraffity株式会社のCRO(チーフリサーチオフィサー)に就任しました。今回は彼がどのような取り組みを行い、ARCloudの構築にどのように寄与するのかを詳しくご紹介します。
SLAMとは何か?
SLAMは「Simultaneous Localization And Mapping」という技術で、自己位置の推定と周囲の環境マッピングを同時に行う手法のことを指します。現在、これに基づく技術は多岐にわたり、ルンバなどの掃除ロボットや自動運転システム、さらにはスマートフォンを使ったAR体験にも利用されています。
櫻田氏は、この分野における日本の第一人者であり、数多くのプロジェクトに参加してきました。その豊富な経験と専門知識を基に、GraffityではSLAM技術をさらに進化させていく予定です。
Graffityのビジョン
Graffityは、これまでにユニークなAR(拡張現実)アプリケーションをリリースし、多様なAR体験を提供してきました。櫻田氏がCROとして加わることで、AR技術が持つ可能性をさらに広げ、社会に新たな価値をもたらしていく狙いです。
「将来的にはARCloudが社会インフラのデータ基盤として重要な役割を果たすと思っています。」と櫻田氏は語っています。ARCloudは、3Dの空間マップをクラウドに保存することで、情報共有や自律走行を可能にする新たな技術基盤です。彼はARCloudの構築を通じて、自動運転やサービスロボットに不可欠な基盤技術を確立したいと考えています。
松尾豊氏との協力
Deep30というベンチャーキャピタルのサポートも受け、東京大学特任准教授の松尾豊氏からも技術アドバイスを得ることで、企業の成長を加速させる方針です。松尾氏の存在は、ARCloudの分野でGraffityが国際的に進展していく上で大きな力となることでしょう。
社会への影響
ARCloudの実現により、様々な分野での応用が期待されます。たとえば、情報を現実世界に持ち込んだり、複数の人が同時にAR体験を共有することが可能になるのです。この技術は、未来の技術インフラを支える鍵となるでしょう。
研究チームの募集
Graffityでは現在、SLAM研究に興味を持つ学生インターンや業務委託のリサーチャーを募集しています。日本トップレベルの環境で、SLAM研究開発を行いたい方にはぜひご応募いただきたいです。
詳しくは
こちらからご確認ください。Graffityの公式サイトもぜひ訪問してみてください。
会社概要
- - 社名: Graffity株式会社
- - 代表者: 代表取締役 森本俊亨
- - 所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目23-12 表参道101 3F
- - 設立: 2017年8月
- - URL: http://graffity.jp/
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この新たな動きは、AR技術における未来の可能性を広げるものとして、多くの期待が寄せられています。今後の進展に目が離せません。