アートと福祉が融合する感動的なイベント、「みんなのフェス」が長崎県島原市で開催されます。このイベントは、障がいを持つアーティストが自由にその才能を表現できる貴重な場を提供し、アートを通じた新たな社会との関係を築くことを目的としています。
特に注目すべきは、重度の自閉症と知的障害を抱える画家、太田宏介さんのライブペイントと作品展示です。彼のアートは、彼自身の目に映る世界を独自の視点で描き出し、見る人々に深い感動を与えます。また、兄の太田信介さんが「弟を後世に残る画家にしたい」という強い想いのもと、彼と共に歩んできた足跡を語るトークイベントも楽しめます。
「みんなのフェス」は、障がい者の自己表現や社会参加を促進する目的で企画されました。アートは、言葉や身体の制約を超えて感情や思いを伝える特別な手段です。特に太田宏介さんのように、自らの経験をもとに社会とつながろうとするアーティストは、多くの人に希望を与えます。このイベントを通じて、参加者皆が障がい者への理解を深め、インクルーシブな社会の実現に向けた一歩を踏み出すことを期待しています。
開催詳細
- - 開催場所: 長崎県島原市万町513 ふれあいホール(サンプラザ万町)
- - 開催日: 11月1日~3日
- - 参加費用: 無料
プログラムとスケジュール
本イベントでは、障がい者アーティストの作品展示に加え、地域住民が一緒にアート制作を楽しむワークショップや感動的なトークイベントが行われます。
ワークショップ「デザイナー気分のワークショップ」
第一部: 10:00~12:00
第二部: 13:00~16:00
第一部: 9:00~12:00
第二部: 13:00~16:00
ライブペイント&トークイベント
- 13:00~16:00: 太田宏介さんと共に行うワークショップ
- 18:00~20:00: 太田信介さんの講演「きょうだいの絆 ~障がいのある弟と共に歩む~」
- 10:00~12:00: 太田信介さんの講演「自閉症の画家太田宏介の軌跡 ~絵を描いて収入を得るためには~」
その他の見どころ
会場では、雑貨やフードの販売ブースも出展され、特設ステージでは歌や演奏、ダンスなどの披露も行われます。ステージイベントは11月3日(日)の13:00~15:30に予定されています。
参加方法
トークイベントには事前の申し込みが不要ですが、ワークショップには申し込みが必要です。詳細は
イベントページをご覧ください。
定員はトークイベントが100名、ワークショップは参加締切が10月28日です。
この「みんなのフェス」を通じて、アートが持つ力を感じると共に、すべての人が楽しめるインクルーシブな未来を考えるきっかけになればと思います。