水素農業の新時代を切り開く『水素米』の挑戦と未来
2025年7月7日、株式会社SUISO JAPAN(本社:大阪府高槻市)が、日本初の農業用水素溶解装置「Suilive SA-1」の実証運用を福岡県上毛町で開始しました。この挑戦の背景には、地域農業に27年間従事してきた橋本清治氏との協力があります。次世代の“水素農業”を通じて、ブランド米『水素米』の実現を目指し、革新の道を切り開いています。
水素はエネルギーだけでなく、医療や美容、さらには健康の分野でも注目されていますが、現在、その資源を農業に活かす試みが進行中です。SUISO JAPANの代表である稲石陽氏は、「水素には農業を変える力がある」と強調し、実際の農業現場の声を反映しながら「Suilive SA-1」を開発しました。これにより、従来の栽培方法とは異なる水素の力を加え、米の発芽や成長を促進させ、病害への耐性を高め、この過程で土壌も再生されることが期待されています。
水素水による『水素米』の可能性
水素水を利用した農業には、以下のような効果が期待されています。
・発芽率や根の伸長を促進し、収穫量や品質を向上させる
・植物の抗酸化力が強化され、老化や病害リスクを低減する
・環境ストレス(高温、塩害、乾燥)に対する耐性が向上する
特に、環境ストレスへの対策は今後の農業にとって重要なテーマです。
土壌再生への取り組み
もう一つ注目すべきポイントは、農薬による影響で疲弊した土壌を再生することです。水素水は善玉微生物を活性化し、腐食物質の生成や団粒構造の形成を促進。それにより土壌環境を健全化し、重金属イオンの抑制も期待されます。このように、水素の還元力が土壌の物理的・化学的特性を変えていくことで、持続可能な循環型農業の未来が見えてきています。
現場の思い:橋本清治氏の願い
橋本清治氏は「未知の資源である水素に不安よりも希望を感じています。“おいしいお米”を作ることが私の使命です」と語ります。彼の情熱と経験が、新しい農業モデルを生み出す鍵となるでしょう。
SUISO JAPANの挑戦と展望
稲石陽氏も、「農業は日本の宝です。高齢化や気候変動に対策し、高品質な作物を生産するために水素の力を信じています」と語ります。今後、実証栽培の結果を踏まえつつ、『水素米』ブランドの全国展開を目指していく方針です。環境に優しい農産物の提供を目指し、日本の農業の価値向上に貢献していくことが求められています。
お問い合わせ情報
株式会社SUISO JAPAN(スイソジャパン)
本社/ショールーム:〒569-1117 大阪府高槻市天神町1-6-24 天神ビル2F
電話: 072-668-3309
WEB:
https://suilive-suisojapan.com
この革新的な取り組みを通じて、水素農業の新しい時代がどのように描かれるのか、注目が集まっています。