新たに始まる「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」資格試験の概要と意義
XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)資格試験の開始について
XML技術者育成推進委員会が主催する「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」認定試験が、2023年12月7日より全国のプロメトリック試験会場でスタートします。この試験は、XMLデータベースに特化した新しい資格として、多くのデータベースエンジニアに向けたものです。
新資格の目的と内容
「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」は、XMLデータベースを専門とする技術者の育成を目的にした資格です。これにより、エンジニアのスキル向上と技術者の社会的地位の向上を図ります。
試験は、以下の4つのセクションで構成されています。
1. XMLデータのDB化に関する概要
2. XQueryおよびXPath式
3. XMLDBの操作
4. XMLデータ構造の設計
受験者は、90分間で約30問の設問に解答し、合格基準は80%です。この試験は日本国内の約100のプロメトリック試験会場で毎日受験可能なため、受験者は自分の都合に合わせて受けられます。
特別支援プログラムの実施
初回受験において合格できなかった場合、2回目の受験料が無料となる特別プログラムが用意されています。このような支援は、受験者が質の高い技術を身につけるための大きな助けとなるでしょう。さらに、初期認定者には時計付きの記念盾が贈呈される特典もあります。
XML技術者育成推進委員会の背景
XML技術者育成推進委員会は、2001年の発足以来、XMLに関する幅広い認定制度を設立し、これまでに1500万名以上の技術者を認定してきました。「XMLマスター:ベーシック」と「XMLマスター:プロフェッショナル」という2つのレベルが組み合わさったこの制度は、新しい技術が求められる中で、技術者の能力をしっかりと認定することを目指しています。今日では、XMLスキルの重要性が高まっており、特にデータベースエンジニアにとっては必須の能力と言えるでしょう。
業界からの期待の声
多くの企業がこの新試験に期待を寄せています。たとえば、NECソフト株式会社や日本アイ・ビー・エム株式会社などの業界大手は、XMLDBに関連したスキルの習得がこれからのIT技術者にとって不可欠であるとしています。更に、教育機関でもこの資格に対応した研修を行い、技術者育成に寄与する意向を示しています。
受験方法と今後の展望
試験の予約はすでに受け付けており、自分のスケジュールに合わせて受験日を決めることができます。この新しい資格試験が、XMLに関する能力を高める一助となり、エンジニアたちのキャリアにプラスの影響を与えることを期待しています。
資格取得を希望する方々にとって、これは非常に有意義なチャンスです。今後も多くの技術者がこの認定試験に挑戦し、業界全体のスキル向上に寄与することを期待しています。
会社情報
- 会社名
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XML技術者育成推進委員会
- 住所
- 東京都品川区大井品川区大井1丁目47-1 NTビル10F(インフォテリア内)
- 電話番号
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03-5718-1660