愛媛でSDGsを学ぶ!高校生向けサマースクール開催
中国四国博報堂、Earth hacks、HLABが共同で、高校生を対象としたサマースクール「HLAB EHIME-DECARBO 2023」を愛媛県で開催しました。このサマースクールは、しまなみ海道最大の島である今治市の大三島と、歴史的資源を活用した観光まちづくりで注目を集める大洲市を舞台に開催され、西日本唯一のプログラムとなっています。
グローバルな視点と地域課題の解決
本プログラムの特徴は、ハーバード大学など海外トップスクールの学生40名以上がメンターとして参加している点です。国内外の大学生・高校生が集まり、国境や世代を超えた交流を通じて、SDGsへの理解を深めます。「デカボ」というコンセプトを用いて、7日間かけて持続可能な社会について学び、新たな価値観に触れる機会を提供しています。
Earth hacksの取り組み
Earth hacksは、このサマースクールを通じて、学生たちの柔軟な発想を活かし、愛媛県産品や地域全体を盛り上げるアイデア創出を支援しています。2022年度から愛媛県が推進する「TRY ANGLE EHIME(デジタル実装加速化プロジェクト)」に、中国四国博報堂と共同で採択されたEarth hacksは、環境価値に着目した県内事業者の販売促進に取り組んでいます。2023年度は、「愛媛県をサステナブルな都道府県No.1へ」という目標を掲げ、活動の拡大を予定しています。
デカボスコアの活用
昨年度は今治タオルに焦点を当て、環境価値を示す指標である「デカボスコア」の導入検証を行いました。デカボスコアは、Earth hacksが提供する、二酸化炭素相当量に換算した値(CO2e)の削減率を示すマークです。今年度は、このデカボスコアを軸に環境価値の深化を図り、より幅広い県産品への導入を目指します。
サマースクールの詳細
- - タイトル:HLAB EHIME-DECARBO 2023
- - 開催日時:2023年8月14日(月)~8月20日(日)
- - 場所:愛媛県今治市、大洲市
- - 対象:高校生50名程度
- - 参加費用:10万円+税(四国在住・通学の高校生は奨学金制度あり)
TRY ANGLE EHIMEについて
愛媛県は、「TRY ANGLE EHIME」を通じて、デジタル技術を活用した地域課題解決に挑戦し、「デジタル実装」先進県を目指しています。このプロジェクトは、民間事業者からの企画提案を募り、地域課題解決に貢献する提案を採択するものです。
Earth hacksについて
Earth hacksは、博報堂と三井物産の共同プロジェクトから生まれた、脱炭素社会推進のためのプラットフォームです。CO2e削減率を表示する「デカボスコア」を提供し、企業やZ世代を含む生活者全体の脱炭素への貢献を目指しています。ビジネスコンテスト「デカボチャレンジ」も実施し、企業とZ世代の協働によるビジネス創出を促進しています。
まとめ
「HLAB EHIME-DECARBO 2023」は、愛媛の豊かな自然の中で、SDGsを学び、地域課題解決に挑む貴重な機会です。グローバルな視点と地域社会への貢献を両立させる、次世代を担う若者たちの成長をサポートする取り組みとして注目されています。