不動産投資調査
2009-06-23 14:59:20

投資家の9割が今が買い時と判断した不動産投資の意識調査結果

近年、不動産投資が注目される中、野村不動産アーバンネットが実施した「不動産投資に関する意識調査」の結果が話題を呼んでいます。この調査は、2009年5月から6月にかけて、投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」の会員を対象に行われました。対象者は約16,500名で、有効回答数は761件でした。このデータは、今後の不動産投資のトレンドを知るうえで貴重な資料となっています。

この調査の結果、約90%の投資家が現在のマーケットを「買い時」と捉えていることが明らかになりました。具体的には、51.8%の人が「今が買い時」と回答し、38.0%が「間もなく買い時が来る」としています。しかし、これからの市場の変化に対する投資家の姿勢は様々であり注目されています。

また、投資物件を保有している人たちの多くはサラリーマンであり、実に半数以上を占めています。この層は平均46.2歳で、年収が1,000万円を超える人が半数を占めています。最も多く保有している物件は、区分マンションが55.9%、アパートが36.2%、さらに一棟マンションも30.7%に達しており、幅広い投資スタイルを反映しています。総投資額に関しては、「3000万円未満」が約25%である一方、「1億円以上」が約40%に上ることも特徴的です。

さらに、物件購入時の資金計画には注目が集まります。実に66.8%が「自己資金3割以下」での購入を選んでおり、反対に「全額キャッシュ」で購入する人はわずか18.5%でした。また、管理方法についても、約7割が「管理会社に委託」としており、その内15%は家賃保証付きの管理が行われています。加えて、約3割は自己管理を行っているとのことですが、空室リスクや老朽化といったリスクに対しても、多くの投資家が不安を抱いていることが分かりました。

今後の購入希望物件についても調査が行われ、「都心回帰」と「立地重視」の傾向が強いことが示されています。一棟マンションを希望する人が54%を占める中で、続いてアパート47.7%、区分マンションが42%となっています。希望の予算は1000万円以上3000万円未満が28.6%、5000万円以上1億円未満が30%と、堅実な投資を考えていることが伺えます。

その背後には、投資を始めた理由として「安定した副収入を得たい」という動機が74.8%を占めており、資産運用や老後のための私設年金としての役割も重視されていることが浮き彫りになりました。これらの調査結果は、今後の不動産投資戦略を立てる上で非常に重要な指標となるでしょう。

投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」は、この調査結果をもとに、不動産投資家のニーズに合わせたコンテンツを充実させ、さらなるサービス向上を目指すとしています。

会社情報

会社名
野村不動産アーバンネット株式会社
住所
東京都新宿区西新宿1-26-2新宿野村ビル
電話番号
03-3345-7778

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