ニュートン・コンサルティングが新サービスを発表
リスクマネジメントコンサルティングを行うニュートン・コンサルティング株式会社が、2025年3月12日から「EUサイバーレジリエンス法準拠支援サービス」を提供開始します。このサービスは、特にEU市場向けにデジタル製品を展開する企業にとって必要不可欠なものとなるでしょう。特に近年、IoT(Internet of Things)製品の急速な普及に伴い、これらの機器がサイバー攻撃の対象として狙われるケースが増加しています。
サービス開始の背景
IoT技術は我々の生活に欠かせないものとなっている反面、それに伴ってセキュリティの脆弱性も問題視されています。多くの企業がIoT機器を設定しても、管理が不十分であったり、使用期間が長くなることでリスクが高まることが少なくありません。こうした状況を受けて、EUは2027年より、「EUサイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)」を全面的に適用することを決定しました。
この法律は、EU市場で流通するすべてのデジタル製品に対して、適切なセキュリティ対策を施すことを求めています。この法律に従わない場合、企業は罰金やブランドイメージの低下といったリスクを抱えることになります。したがって、あらかじめ準備を整えることが重要です。
サービスの概要
1. セキュリティ要件への準拠支援
本サービスでは、CRAで要求される各種セキュリティ基準を詳細に解析します。企業の現在のセキュリティ対策とCRA要件とのギャップを見極め、必要な改善策を提案します。具体的には、企業のデジタル製品に対してリスクアセスメントを実施し、必要な改善ポイントを洗い出します。
2. 社内体制構築支援
CRAへの対応は技術とセキュリティの両面から多くの知識を要します。本支援サービスでは、製品の企画から運用まで全般をカバーし、CRAの準拠に向けて包括的なサポートを行います。
3. 柔軟なサポート
企業の規模やニーズに応じて、サポートの範囲をカスタマイズ可能です。リスクアセスメントやPSIRT(Product Security Incident Response Team)の構築など、企業の現状に応じた最適な支援を提供します。
4. 国際基準への対応
当社はCRAだけでなく、国際的なセキュリティ基準にも精通しています。企業の特性に応じた効果的なセキュリティ対策を策定し、最適なソリューションを提供します。
対象及び結果
EU市場にデジタル製品を展開する企業を対象に、サービス期間は最低3ヶ月から。料金は相談に応じて決定されます。公式サイトには、さらに詳しい情報が掲載されています。
会社概要
ニュートン・コンサルティングは、2006年に設立され、東京都千代田区に本社を構えています。リスクマネジメントに関連するコンサルティングを行い、多くの企業様から信頼を寄せられています。これには内閣府や経済産業省などの官公庁も含まれ、これまでに約2,100社の支援実績があります。
この新サービスは、企業が安全にデジタル製品を提供するための強力なサポートとなるでしょう。顧客のビジネス拡大に貢献できることを心より楽しみにしています。