DENTO伝燈の支援
2024-04-12 13:41:38

伝説の職人技を次世代へつなぐ「DENTO 伝燈」の支援プログラム

伝説の職人技を次世代へつなぐ「DENTO 伝燈」の支援プログラム



日本の伝統工芸は、長い歴史の中で多くの職人たちによって守られてきましたが、近年の生活様式の変化や後継者不足により、その存続が危ぶまれています。そこで、株式会社DENTO(京都市右京区)は、伝統工芸の文化を再活性化し、次世代に継承することを目的とした支援プログラム「DENTO伝燈」を立ち上げました。

このプログラムは、特に海外からの富裕層観光客に向けて、職人たちの技術を直接体験できる特別な旅行体験を提供します。旅行者は、伝統工芸の職人と直接触れ合い、その作品を購入することで、職人を支援する活動に参加できます。このスタイルは、支援ツーリズムに基づいており、訪れる人々の志が地域に還元される仕組みです。

伝統工芸支援プログラムの概要



この支援プログラムにはいくつかの重要な要素があります。2024年には、若手職人支援(弟子育成)プログラムや「DENTOアワーズ」と称される賞が実施されます。

若手職人支援プログラム


このプログラムは、次世代の職人や作家を育成するためのもので、法人、個人、団体を対象に支援金が提供されます。具体的には、月額最大15万円が最長1年、最大180万円まで支援される仕組みになっています。少子化が進む現代、日本の伝統技術を受け継ぐ若手の育成には大きな意義があります。

DENTOアワーズ


また、DENTOアワーズでは、次世代にふさわしい商品や新商品アイデアの支援も行われます。伝統工芸にかかわる有志によるアイデアを財政的にサポートし、その結果が実を結ぶことを目指します。一般工芸品部門や京都の伝統工芸品部門に応募でき、選ばれたプロジェクトには30万円の支援金が授与されます。

特別支援プログラム



加えて、令和6年に発生した能登半島地震の影響を受けた伝統工芸団体への支援も計画されている点が注目されています。総額200万円程度の支援金が提供され、地域復興にも寄与することが期待されています。

発表会の実施



これらのプログラムを紹介するため、2024年5月には東京と京都にて広報発表会が開催されます。元エルメスの副社長である齋藤峰明氏がハイレベルな内容を紹介し、各支援プログラムの詳細が説明されます。このイベントはリアル会場だけでなく、オンラインでも参加可能です。

まとめ



DENTOの取り組みは、伝統工芸の未来を支える重要な一歩と言えます。旅行者が文化体験を通じて地域を支え、さらには日本の伝統工芸の魅力を再発見する機会を提供するこのプログラムは、職人たちにとっても明るい未来を切り拓く可能性を秘めています。私たち一人ひとりがこの伝統を支える担い手となり、次世代への橋渡しをしていく意義を再認識させられます。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人DENTO
住所
京都府京都市右京区山ノ内宮脇町15-1クエスト御池2F
電話番号
080-4134-2606

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