GREEN×EXPO 2027 ユニフォームデザインプロジェクト
横浜市に拠点を置くGREEN×EXPO協会は2027年に開催される国際園芸博覧会のため、学生主導のユニフォームデザインプロジェクトを始動しました。このプロジェクトでは、岩崎学園の学生がVIPアテンダントスタッフのユニフォームをデザインします。これにより学生たちは、学びを実践に結びつけ、社会に貢献する機会を得ることができます。
方向性と背景
このユニフォーム制作においては、国際博の“顔”となるデザインが求められます。また、教育と産業の共創を通じて、次世代のクリエイターが持つ視点や工夫を社会に届けることも重要なテーマです。学生たちは、祝祭感やジェンダーフリーなど、様々な要件を満たすデザイン制作に挑むことになります。
ユニフォームデザインの要件
プロジェクトにおけるユニフォームは、以下のような要件を満たす必要があります。
- - 祝祭感とフォーマルさの両立: 国際博にふさわしい華やかさと品位を融合させることが重要です。
- - ジェンダーフリー: 動きやすく、誰にでも美しく見えるデザインが求められます。
- - 暑熱対策: 通気性・遮熱性・速乾性など、長時間の着用に耐えられる機能性を求めています。
- - 環境配慮: 植物由来の素材を選ぶことで、持続可能なデザインを目指します。
プロジェクトのスケジュール
プロジェクトは以下の予定で進行することが計画されています。
- - 2025年9月〜10月: 学生へのオリエンテーションと要件説明。
- - 2025年11月〜2026年2月: 試作品の製作。
- - 2026年3月: デザイン発表。
- - 2026年4月〜2027年2月: 量産設計と最終調整。
- - 2027年3月〜9月: 実運用、ユニフォームの着用。
- - 2027年10月以降: ユニフォームの回収とリサイクル。
関係者の声
プロジェクトのデザインアドバイザーである江角泰俊氏は、学生の創造性とプロの視点を融合させることで、“見る人に伝わるユニフォーム”の実現を目指しています。また、学校法人岩崎学園は、この取組を通じて環境に配慮しつつ、学生たちの持続可能な未来への意識を高めることを期待しています。さらに、東レと株式会社ダイイチが協力し、機能性と環境配慮を両立させた製品を提供することにも注力しています。
デザインの実現に向けて
このプロジェクトは、単なるデザイン活動を超え、次世代のクリエイターが社会に貢献するための大きな一歩となります。学生が制作したデザインが実際のユニフォームとして使用されることによって、彼らの技能や視点が多くの人々に届くことを期待しています。デザインの様子やメイキング映像は、SNSなどで順次公開される予定です。
次世代のクリエイターが手掛けるユニフォームは、未来のあり方を示す重要なシンボルです。GREEN×EXPO 2027へ向けて、学生たちの挑戦に注目が集まります。