高山市とKNT-CTホールディングスが協力の合意を締結
岐阜県の高山市とKNT-CTホールディングス株式会社が、観光振興と地域活性化を目的にした包括連携協定を結びました。この協定は、観光資源を生かして、関係人口の増加や地域住民の生活向上に寄与することを目指しています。
締結式の概要
2025年10月10日、高山市役所にてこの締結式が行われ、高山市の田中明市長とKNT-CTホールディングスの小山佳延社長が出席しました。両者は、観光による地域の活性化を強く呼びかけ、有意義な交流と相互理解を深めるための基盤を築いていくことを宣言しました。
包括連携協定の目的と内容
この協定の目的は、相互の密接な協力のもとで観光資源を活用し、地域社会が抱える様々な課題に立ち向かうことです。具体的な連携内容は以下の通りです:
1.
観光振興
- イベントや観光施策を通じて高山市の魅力を広める。
2.
文化や経済の振興
- 産業、経済、文化、歴史、スポーツの各分野における相互協力。
3.
地域魅力発信
- 地元経済の活性化と、地域の魅力を国内外に発信。
4.
旅行商品開発
- 旅行商品や観光商品を企画し、販路を拡大。
5.
ビッグブリッジ構想
- 松本高山に関連したプロジェクト推進。
6.
その他必要項目
- 目的達成を支援するあらゆる施策。
市長のコメント
田中市長は、コロナ後の観光客数の回復を歓迎し、「観光は住民との交流から生まれる」と強調しました。地域の伝統文化や景観は、地元の方々が長年培ってきた資産であり、その魅力をしっかりと伝え、観光客に愛着を感じてもらうことが重要ですと述べました。「観光客と住民との調和を図るためには、この協力が非常に役立つと期待しています」と市長はコメントしています。
KNT-CTホールディングスの取り組み
一方、小山社長は、高山市の先進的な取り組みを称賛し、「地域活性化と観光の融合は、我々全体の課題であり、特に第一次産業とのつながりを強化することが必要です」と語りました。彼は、観光業のみに依存せずに地域全体が観光の恩恵を受ける環境を整えるため、一緒に進めていく意向を示しました。
この連携協定を通じて、高山市とKNT-CTホールディングスは、観光資源を活用しながら、地域社会の活性化と住民生活の向上に向けた持続可能な道を切り開いていくことでしょう。今後の取り組みにも大いに期待が寄せられています。