博報堂が進めるディープテック分野への挑戦：CoA Nexusとの提携

博報堂、CoA Nexusに出資

株式会社博報堂（本社：東京都港区、代表取締役社長：名倉健司）が、ディープテック分野の研究開発人材に特化したAIマッチングプラットフォーム「CoA Researcher」を運営する株式会社CoA Nexus（本社：東京都目黒区、CEO：野崎光太）に出資しました。これは、博報堂の新規事業開発を担うミライデザイン事業ユニットによるもので、AI技術を活用した革新性のあるプロジェクトです。

ディープテックの重要性

近年、ディープテックは「第4のイノベーション」として世界中で注目を集めています。これは、大学や研究機関で長期的に行われている研究開発から生まれ、社会に大きな影響を与える可能性を秘めた先進的な科学技術のことです。この領域では、企業が新しい技術を商業化する際に必要な専門人材の需要が高まっています。

CoA Nexusの役割

CoA Nexusは、「研究革命で豊かな未来を」というミッションを掲げています。このスタートアップは、研究者と企業を結びつけ、イノベーションを促進することを目的としています。彼らが提供する「CoA Researcher」は、AIによって研究者の専門性やスキルセットを可視化し、企業とのマッチングを実現します。これにより、研究開発の現場での人材の流動性が高まり、企業は必要なスキルを持つ人材を短期間で見つけることが可能になります。

博報堂の戦略

博報堂にとって、今回の出資はディープテック関連の取り組みを強化する重要なステップです。博報堂はクリエイティビティやマーケティングのノウハウを持つ企業であり、これをCoA Nexusのグローバルな研究者ネットワークと組み合わせることで、一層強固なサポート体制を構築します。両者の協力により、ディープテック分野の企業や研究者への支援がさらに強化されるでしょう。