JFEエンジニアリング、インド・ムンバイ湾横断道路の点検業務を受注
JFEエンジニアリング株式会社(社長:福田 一美)が、ムンバイ湾横断道路にある鋼床版箱桁橋部分の点検業務を受注しました。このプロジェクトは、当社のインド子会社であるJFEE Infra Private Limitedを通じて行われます。
ムンバイ湾横断道路の背景
ムンバイ湾横断道路(MTHL)は、インドで最も長い海上道路で、全長約22kmにわたり、ムンバイ中心部とナビムンバイを繋いでいます。日本の政府開発援助(ODA)事業の一環として、3つの工区に分けて建設が進められ、当社は2018年に受注したPackage 2の鋼床版箱桁の設計・製作・現地輸送業務を、2021年11月に無事完了しています。
鋼床版箱桁の特性とその維持管理
インドでは初の構造形式となる鋼床版は、建設費や架設工期の短縮など多くの利点を持っていますが、適切な維持管理が必要です。そこでJFEエンジニアリングは、これまでの豊富な経験と高い技術力をもって、健全な運用を維持するための点検業務に取り組むことになりました。
技術の継承と自立した点検体制の構築
今回の業務では、当社が採用する設計・製作のノウハウに加え、NEXCO東日本や長大が持つ国内外での点検ノウハウも活用していきます。さらに、得られた技術は、インド子会社への移転を行い、将来的にはインド国内で自律的な点検業務を展開できる体制を目指します。
国内外の協力関係と将来的な展望
JFEエンジニアリングはこの案件をモデルケースとして位置づけ、日本で培ったインフラ整備の知見を生かし、インドの道路インフラの持続可能な発展に寄与します。また、国土交通省が主催する「第2回日印道路技術セミナー」に参加し、ムンバイ首都圏開発庁に対し、点検業務の重要性を提案していく機会も設けています。
国際的な協力体制の強化
当社は、アジア地域を含む世界各地でO&M(Operation & Maintenance)業務に取り組んでおり、ムンバイ湾横断道路の点検業務を通じて、さらなる国際的な協力関係を強化することを目指しています。インフラ整備が進むインドにおいて、より安全で信頼性の高い道路ネットワークの構築に貢献していく所存です。
まとめ
JFEエンジニアリングがムンバイ湾横断道路の点検業務を契約したことは、国際的な工事の現場での日本の技術の必要性を再確認する良い機会となります。今後も、経済成長が続くインドにおいて、持続可能で安全なインフラの維持管理に努めてまいります。