2025年の大麻・CBD業界予測が明らかに!
大麻・CBD業界は急速に進化しており、2025年に向けたトレンドが多くの関心を集めています。本記事では、業界の有識者への独自取材を基に、2025年に予測される重要なテーマについて掘り下げていきます。これには大麻の法規制、市場動向、最新の技術革新などが含まれ、業界の未来を見通す指針となるでしょう。
大麻・CBDニュース総選挙 2024の結果
2024年11月に実施された「大麻・CBDニュース総選挙 2024」では、来年(2025年)のトピックスに関する一般からの予測が幅広く集まりました。この結果、特に注目すべきテーマは以下の4つに絞られました。
1.
大手製薬会社のCBD医薬品の臨床試験開始
現在、GW Pharmaceuticalsの「エピディオレックス」を除くと、大手製薬会社の動きはあまり見られません。つまり、医療大麻の処方箋医薬品開発が進まない可能性があるという見解です。
2.
アジア初の大麻専門研究機関の設立
麻の研究が進むことが今後のイノベーションにつながるとの期待が高まっています。これは日本を含むアジア全体において重要なステップとなるでしょう。
3.
アメリカの合法化と日本への圧力
アメリカが国として大麻を合法化すれば、日本にも同様の動きが期待されるかもしれません。しかし、実現には多くの課題が残っています。
4.
コンビニやドラッグストアでのカンナビノイド製品の販売
法整備が進めば、一般的な店舗でのCBD製品の取り扱いが増える可能性があり、2025年は特に市場が拡大する年になると予測されています。
有識者たちのコメントと展望
1. 大手製薬会社の動向
一般社団法人GREEN ZONE JAPANの正高佑志氏は、「処方箋医薬品としての開発が進んでいない」と強調し、医薬品開発のためには莫大なリソースが必要との見解を示しました。日本国内においての医薬品には特に厳しい規制があり、企業がリスクを取ることが難しい現状があるようです。
2. 大麻専門研究機関の設立
アジア初の専門研究機関が設立されれば、麻の医療利用は進むと期待されています。Asabis株式会社の中澤氏は、麻が持つ様々な可能性を探るためには研究が欠かせないと述べており、引き続きその重要性が増すと見込んでいます。
3. アメリカの合法化
一般社団法人Green Zone Japanの三木氏は、アメリカの合法化が日本に圧力をかける可能性は「非常に低い」と分析しています。トランプ氏が合法化を公約に掲げたとしても、多くの政策が優先される中で本当に実現するかは疑問視されています。
4. 多様な販売チャネルの拡大
全国大麻商工業協議会の須藤氏は、2025年はコンビニやドラッグストアでのCBD製品が広まり、消費者の選択肢が増えると予測しています。法整備が進めば、より多くの人が気軽にCBDを試すことができる環境が整うでしょう。
特別寄稿:モーリー・ロバートソン氏の見解
国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏は、日本において大麻の合法化が進むかどうかは政治とマスコミの姿勢に大きく依存していると述べています。正しい情報が広まらなければ、国民の理解を得るのは難しいと指摘し、今後の動向に懸念を抱いています。
結論
2025年の大麻・CBD業界は、多くの課題とともに大きな変革を伴う年になると予測されています。有識者たちの意見から見える未来像は、明るさとともに暗雲をも孕んでいます。法規制や市場動向に敏感な業界関係者は、これらの情報をぜひ活用してください。そして、私たちも引き続きこの進化を見守っていく必要があります。