アセットオーナーとベンチャーキャピタルの新たな出会いを導くミートアップ開催
アセットオーナー・ベンチャーキャピタル ミートアップの開催
2023年2月6日、東京都港区で「アセットオーナー・ベンチャーキャピタル ミートアップ」が開催されました。このイベントは、金融庁、経済産業省、日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)の共催で実現し、スタートアップ投資を促進するための重要な交流の場となりました。
背景と目的
本イベントは、アセットオーナー及びベンチャーキャピタルの間での認識を深化させ、ネットワーキングを強化することを目的としています。特に、2023年8月に策定された「アセットオーナー・プリンシプル」や、2023年10月に発表された「ベンチャーキャピタルにおいて推奨・期待される事項(VCRHs)」に関連して、アセットオーナーによるスタートアップへの投資を後押しするための環境整備が進行しています。
プログラム内容
ミートアップでは、以下のようなプログラムが展開されました:
1. 開会挨拶
- 日本ベンチャーキャピタル協会の郷治友孝会長がオープニングスピーチを行い、参加者に向けてのメッセージを送りました。
2. 講演
- 金融庁の油布志行企画市場局長が、アセットオーナーとベンチャーキャピタルの今後の関係性について講演。
- 経済産業省の菊川人吾イノベーション・環境局長や、日本取引所グループ(JPX)の塩野光良上場審査部長もそれぞれ講演を行い、資金調達の新たな可能性について解説しました。
3. パネルセッション
- 参加者たちは2つのパネルセッションに分かれ、それぞれの業界の専門家が議論を交わしました。パネルセッション1ではアセットオーナー側から貞永英哉氏(株式会社ゆうちょ銀行)、林智子氏(オリックス生命保険株式会社)、増田徹氏(三井住友信託銀行)の3名が登壇し、彼らの視点を共有しました。
- パネルセッション2では、ベンチャーキャピタル側から今野穣氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ)、小沼晴義氏(ジャフコグループ)、ポール・マクナーニ氏(インキュベイトファンド)が自身の経験や見解を発表しました。
まとめ
今回のミートアップは、アセットオーナーとベンチャーキャピタルが一堂に会する貴重な機会であり、スタートアップにとっても資金調達の新たな可能性を開くきっかけとなりました。今後の日本の経済成長に向けて、こうした動きがますます重要になるでしょう。
参加者同士のネットワーキングを通じて、さらなる協力関係が築かれることが期待されます。