横浜市が中小企業の脱炭素化を支援!「脱炭素取組宣言」制度が誕生
横浜市は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、市内企業の脱炭素化を積極的に推進しています。その取り組みの一つとして、この度、市内の中小企業を対象とした「脱炭素取組宣言」制度を創設しました。
この制度は、脱炭素化への取り組みを促進し、市内企業全体の意識向上を図ることを目的としています。中小企業は、脱炭素化への取り組みを始めるにあたって、情報収集や具体的な対策の立案などに課題を抱えているケースが多く見られます。そこで横浜市は、この宣言制度を通じて、中小企業が脱炭素化への取り組みをスムーズに開始できるよう支援することで、市内全体の脱炭素化を加速させたいと考えています。
「脱炭素取組宣言」制度の概要
この制度は、横浜市内で事業を行う企業や個人事業者が、脱炭素化に取り組むことを宣言する制度です。宣言は、横浜市のWebサイトに設置された専用フォームから簡単にできます。
宣言内容
2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、脱炭素化に取り組むこと
事業者の基本情報
既に行っている脱炭素化の取り組み
今後行う予定の脱炭素化の取り組み
宣言のメリット
宣言書やロゴマークなどのPRツールを活用できる:宣言したことを社内外にアピールできます。
横浜市Webサイトで宣言企業として掲載される:企業の取り組みを広く知らしめることができます。
補助金や規制緩和などの優遇措置を受けられる:脱炭素化に取り組む企業を支援します。
具体的な脱炭素化の取り組み事例
こまめな消灯、スイッチOFFなどの省エネ
空調設定温度の適正化、空調機器のフィルター掃除
公共交通機関の利用、カーシェアリングの利用
LEDなどの高効率照明設備への切り替え
専門家による省エネ最適化診断の受診、CO₂排出量の把握(見える化)
再生可能エネルギーを電源とした電力プランの契約
電気自動車・ハイブリッド車などの環境負荷の低い車両の導入
横浜市は、脱炭素化に取り組む企業を様々な方法で支援します。
1. 横浜市省エネ診断支援補助金
経済産業省が実施する省エネルギー診断を受診した中小企業に対して、診断費用の自己負担分を補助する制度です。
対象者
横浜市内に本社を有する中小企業者
会社法上の会社に該当しないもので、横浜市内に本社を有する事業者
補助率:補助対象経費の10/10(消費税及び地方消費税相当額はご負担いただきます)
補助上限額:50,000円
申請方法:横浜市電子申請・届出システムから申請
受付期間:令和6年6月26日(水)~令和7年2月28日(金)(※予算上限に達した場合には受付を締め切ります。)
2. 脱炭素経営専門相談窓口
脱炭素化の取り組みや関連する補助金等に関する相談、補助金等の申請サポート、自社のCO₂排出量・電気使用量を把握するためのセルフ診断の支援など、脱炭素化経営全般について相談できます。
相談窓口
公益財団法人横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)
受付時間:平日 午前9時30分~午後5時
* 電話:045-225-3717 / FAX:045-225-3738
脱炭素化への取り組みは、企業にとって大きな課題ですが、横浜市は、企業の活動を支援することで、持続可能な社会の実現を目指しています。