プロメテックの変革
2023-10-02 11:00:03

プロメテックグループが持株会社へ移行、CAソフト開発を強化

プロメテックグループ、持株会社体制へ新たな一歩



プロメテックグループ株式会社は、2023年10月1日付けで持株会社体制に移行し、商号を「プロメテックグループ株式会社」に変更しました。これに合わせて、子会社も設立し、新たな挑戦をスタートさせます。具体的には、旧名称「プロメテック・ソフトウェア株式会社」を基盤に据え、CAソフトウェアの開発や販売を一層強化していく方針です。

新設された「プロメテック・ソフトウェア株式会社」は、本社を東京都文京区に置き、代表には鈴木崇彦氏が就任しました。この新会社は、CAE(計算機援用工学)ソフトウェアの開発と販売に注力し、流体や粉体解析に関するコンサルティングサービスやHPC(高性能計算)、可視化ソリューションの提供を通じて、産業界への貢献を目指します。

経営戦略の再編



持株会社への移行は、プロメテックグループが抱える様々な課題を克服するための戦略的な再編に基づいています。新たな経営体制では、以下の三つの重点施策が掲げられています。

1. リスクマネーの資金調達:新規事業やビジネス拡大に必要な資金を効率的に集めるため、戦略的な資金調達を行います。
2. M&Aや提携により外部能力を獲得:より効果的な事業展開のため、他社との資本・業務提携を積極的に進め、必要な技術や市場を獲得していく方針です。
3. 人事制度の見直し:事業ごとに適した人事制度の導入を図り、優秀な人材を確保し、育成する環境を整えることを目指します。

これにより、プロメテックグループは核となる事業と新規事業のバランスを保ちながら、持続的な成長を実現していくことを約束しています。

世界に向けた挑戦



プロメテックグループは、2004年の創業以来、粒子法による流体シミュレーションソフトの開発に取り組んできました。このソフトウェアは世界中の製造業で広く利用されており、特に2010年には商用流体シミュレーション市場にて初めてGPU(Graphics Processing Unit)を活用した技術を導入し、注目を浴びています。

また、グループとして、シミュレーション、HPC、大規模データ可視化など、計算科学分野での展開に特化し、企業の競争力を高めるために欠かせない技術を提供していきます。これらの技術力は、今後ますます進化し、さらなる市場展開が期待されます。

まとめ



プロメテックグループの持株会社制への移行は、経営の効率化と新たな成長戦略の一環です。CAソフトウェアの専門企業としての使命を念頭に置きながら、今後も業界でのプレゼンスを高め、社員と顧客の期待に応えられる企業を目指しています。これからのプロメテックに、ますます目が離せません。

詳しい情報や最新のニュースは、プロメテックグループの公式ウェブサイトからご覧いただけます。

会社情報

会社名
プロメテックグループ株式会社
住所
東京都文京区本郷三丁目34番3号 本郷第一ビル8階
電話番号
03-5842-4082

トピックス(経済)

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