新型肺炎対策提言
2020-02-28 13:26:26

新型肺炎対策フォーラムが提言する空気環境改善の重要性

新型肺炎対策緊急提言が浮かび上がる



2月27日に東京国際フォーラムで開催された「STOP感染症2020フォーラム」は、新型肺炎対策への緊急の提言と戦略的報告が重要な議題となりました。このフォーラムでは、感染のリスクを抑えるために、空気環境の清浄化に関する新たな取り組みが紹介されました。

フォーラムの概要



東北医科大学の特任教授、賀来満夫氏が主導したこのフォーラムでは、マスギャザリングにおける空気除菌技術の重要性が強調されました。賀来教授は、空気清浄・除菌のためのワーキンググループからの中間報告を通じて、感染症対策の強化に関する提案を行いました。

エネフォレスト株式会社の代表取締役、木原寿彦氏も「紫外線照射殺菌による感染症対策 新しい空気環境対策」というテーマで提言を行いました。これにより、空気感染の防止がどのように実現可能であるかが明らかにされました。

STOP感染症2020戦略会議の背景と目的



この戦略会議は、国土強靭化を目指し、地震や台風、大規模な災害に直面した際の感染症対策を検討し、政策提言をすることを目的に設立されました。東京オリンピック・パラリンピックの影響もあり、多くの人が訪れる年であるため、特に重要視されています。委員には、感染症医療や公衆衛生におけるトップクラスの専門家が揃い、様々な視点から感染症の拡大を抑えるためのソリューションが模索されています。

UVGI技術の取り組み



賀来教授は、空気清浄法としてのUVGI技術の有効性を詳しく説明しました。具体的には、UVGI(紫外線殺菌照射)を用いて空気を殺菌し、感染を防ぐ方法が面に立つ流れとなっています。これはCDCガイドラインでも言及されている技術であり、特に253.7nmの紫外線C(UV-C)が結核菌への有効性をもたらすことが確認されています。

賀来教授は「空気感染によるリスクを軽減するために、UVGIを社会インフラとして取り入れるべき」という緊急提言を行いました。これには、病院や公共交通機関などの優先的な導入が必要とされています。

今後の方針と提言



1. 空気感染対策の社会インフラ化
具体的には、紫外線殺菌の導入を進めるための助成金制度の整備や、感染症高リスクエリアへの優先的な設置が提案されています。

2. 高リスク施設における導入
介護施設や小児科、学校など、感染リスクが高い場所での空気感染対策が特に重要視されています。医療機関におけるUVGI装置の導入も必要です。

3. 救急車への導入
救急車にUVGI装置を搭載することで、救急隊員の負担軽減や二次感染の防止にもつながるとされています。

具体的な製品とその検証



特に注目されているのが「エアロシールド」というUVGI装置です。この装置は、UV-Cの強力な殺菌効果で空気を清浄化します。CDCからも推奨されており、実際の空間での浮遊菌量の減少が確認されています。安全性が高く、人が存在する空間でも安心して使えることから、医療機関を中心に広がりをみせています。

このような取り組みが進む中、感染症対策は単なる対策ではなく、私たちの生活や経済活動に直結する重要なテーマとなっていることが再確認されました。これからのより良い社会を築くために、正しい知識と確実な対策が求められています。

会社情報

会社名
エアロシールド株式会社
住所
大分県大分市大字木上394−12
電話番号
097-588-8120

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